本ゼミでは、マイノリティを中心とした〈他者〉がどのように文化をつくり、逆に〈他者〉はどのように表象されてきているのか、またその他者が実際に、社会においてどのように排除されているのか、どのように社会的に包摂すべきなのか、それら以上の諸点について、ヨーロッパや近現代日本を舞台にして、人文・社会系の文献や芸術作品の分析を通じて考察することがテーマである。
各ゼミ生は、ゼミでの学習や講義、社会連携系の科目群、自身の個人研究とフィールド調査を通じて、テクストの読解力の養成とともに、自身の専門的知見を広め見識を深めることによって、最終的には、4年生の最後にその学生にしか書けない立派な卒業論文を完成させることを目標としている。
より詳しい紹介については、各年度の研究会募集要項(https://www.hosei.ac.jp/application/files/5917/6490/8861/Azemi_2.pdf)や、学習支援システムで掲載する竹本ゼミ案内を参照のこと。
1:各年度はじめは、国公立大学の現代文の入試問題に取り組み、ゼミ生が、現状の自身の読解力を把握する。
2:哲学・思想、理論社会学・人類学、政治学、文学などのテクストや、映画、美術作品を取り上げ、ゼミ生1名が発表、ゼミ内で議論。担当教員がテクストや作品の背景知識や意義について解説。
2026年度は、まずジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の映画作品『そして彼女たちは』(2025年ベルギー=フランス、カラー、104分)を映画館で鑑賞したうえで、内容について議論した。6月現在は、フェミニズムの古典であるシモーヌ・ド・ボーヴォワール(1908-1986)の『第二の性』(河出文庫)をゆっくりじっくり読んでいる。それが終わったら、アシル・ンベベ『ネクロポリティクス』(人文書院)や丸山眞男『現代政治の思想と行動[新装版]』(未來社)、安丸良夫『日本の近代化と民衆思想』(平凡社ライブラリー)などを読む予定。
3:2月から5月までは、月1回ゼミ生自身の研究について1,200字以上のレポートを各自が執筆、それに基づいて面談による研究指導を実施。6月は、2・3年生はその年度の研究計画を、4年生は卒業論文の構想届をそれぞれ提出し、それに基づき、7月に発表・議論。
4:夏休みは、授業内容に関わるテーマと自身の研究テーマを関連づけて4,000字以上のレポートを執筆、冬休みは、ゼミ生自身の研究テーマについて6,000字以上のレポートを執筆、それに基づいて休み明けに議論。
5:ゼミ合宿は、遠隔地に出かけて FS のようなことをやる年もあれば(2024年度は長崎)、学内で読書会をやる年もある(2025年度)。ゼミ生の希望次第。
6:首都圏の映画館・美術館・博物館などで学外学習。2026年春学期は、渋谷の映画館でダルデンヌ兄弟『そして彼女たちは』を鑑賞。ゼミの時間中に映画の内容について議論をした。秋学期は未定。
7:現役ゼミ生や、大学院生も含めた本ゼミの卒業生、他学部・他大学の学生たちなどにより、月1回平日夜にオンラインで読書会を開催している。2026年度は、イヴ・K・セジウィック『男同士の絆』(名古屋大学出版会)を読んだあと、現在エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』(東京創元社)を読んでいる。何を読むかは、参加者のリクエスト次第。
ゼミ風景 撮影:鯨井 千惠
ゼミ風景 撮影:鯨井 千惠
ゼミ風景
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