た行

武貞ゼミ

た行
ゼミテーマ
  • 「持続可能な国際社会を求めてー途上国の人々と先進国の私たち」

    当研究会は、人々の貧困、環境と開発のバランス、将来の持続可能な社会の姿について学び考えます。途上国と日本のつながりを常に視野にいれつつ、多くのグループディスカッションを通じて、新しい社会を構想するために必要な知力、想像力、心の体力、自らの声を届ける力、そして何よりも人の声を聴く力を養うことを目指しています。

担当教員
  • 武貞 稔彦

普段のゼミ

どうすれば貧困を無くせるか、そのためには誰がどんなことをすれば良いのか?そもそも、「貧しい」と決めつけてはいないか?
まず事前準備として、先生から与えられる上記のような問いに対して、文献を読み、考えを各自まとめます。そして、ゼミの時間にグループワークで共有し、グループの意見をまとめ、発表します。これが毎週のゼミの流れとなります。
ゼミで取り組むテーマは、「支援」や「発展途上国」といったキーワードを軸に毎年変わり、昨年度は「環境保全」をテーマに取り組みました。このテーマでは「開発をとるか環境保護をとるか」という天秤の難しさを感じると共に、その異なった考え方のすり合わせの大変さと重要性も学びました。

武貞ゼミには、発展途上国や支援・援助などに関心のある学生が多く、実際にNGOに所属している学生もいるので、大きな刺激を受けることが出来ます。

ゼミ外での活動

サブゼミ

サブゼミは学生主体で企画・運営しています。基本的にゼミ生たちがやりたいことを出し合い、行っています。2014年度の前期は「プレゼンテーション能力を高めよう」ということで、毎週サブゼミの時間に各自、自分の興味・関心がある事について調べ、パワーポイントにまとめて発表するということをしていました。後期は「英語力向上」をテーマに掲げ、途上国や支援・開発といった内容で、英語でのグループディスカッションや二人一組になっての意見交換などを、海外に駐在した経験のある武貞先生にみてもらいつつ、行いました。武貞ゼミのサブゼミは強制参加ではありませんが、逆にそれが、サブゼミを有意義な時間にしようという意識に変わっていると思います。

ゼミ合宿

ゼミ合宿は、毎年夏に水ゼミ(Aゼミ)・木ゼミ(Bゼミ)合同で行っています。これも毎年、学生が先生と相談しながら内容を考えていますが、中身は勉強とレクリエーションが半々くらいの割合です(その年の合宿担当の学生によって割合は変動します)。また、この合宿では、4年生から就職活動についての話を聞く時間が設けられており、次に就職活動を控えている3年はもちろん、2年生も4年生から様々なアドバイスをもらえるようになっています。

  • ゼミ合宿でのグループワークの様子

  • ゼミ合宿のレクレーション!

ほかにも武貞ゼミでは毎年、年明けに行っているOB・OG会や新入生歓迎会、懇親会などがあります。

ゼミで得たもの

同じようなことに関心がある仲間に出会えたのは、このゼミだからこそだと思います。また、そんななかでも、同じ課題に対して違う解決策や意見が出るので面白いです。異なる考え方や価値観を一つにまとめていくので、頭を使いますし、一,二週間では答えがでないことも多々ありますが、そのぶん答えのない問題に対して考え続ける力を得ることができたと思います。

(4年・女子)


関心のあるテーマについて学んでいくことで、楽しさを感じ、知識も増えました。
しかし、私がそれ以上に学んだと思えることは、課題やグループワークを通して、人との価値観の違いを感じ、 そして、価値観を擦り合わせることの難しさです。擦り合わせるためには、相手を知ったり、理解しようとしたり、相手の立場に立った考えが必要になる。これは、開発と環境保護のぶつかり合いだけでなく、これから自分が生きていく上でも、必要となる力だと私は思います。ゼミの活動を通して、この力を今後も伸ばしていきたいと思います。

(3年・男子)