在学生紹介

社会人入試/編入試

在学生紹介

金 浩(1年)

社会人としての経歴

1991年に中国の某大型国営セメントプラントに配属され、のち技術資料部の責任者になりましたが、派閥を嫌い27歳で職を辞め、北京に移動しました。親戚の紹介で日本通の元財務官僚から貿易を学び、そこで情報の発信源としての日本に確信を持ち、曲折の末平成11年に来日しました。
東京台東区の小企業に就職し、省庁等での手続き及び中国工場管理等の担当課長として働きました。会社の倒産を機に平成21年に(株)KTM社長に就任、貿易の経験、建築士や電気関連資格を生かすべく不動産の買収及び運用を柱に、竹繊維製品卸等の経営に挑むことになりました。

法政大学通学中

人間環境学部を志望した理由

来日当初は経済的目的が主でありましたが、台風や暴雨による水災、地震や津波など、周辺で頻繁に起きる自然災害に関心が高まりました。そして、防災から都市計画、自然科学から政策までと自然の成り行きで学際的な学問を求めていくなか、法政OB(建築士)と出会い、法政の人間環境学部の社会的責任感や独立した思考能力をもつ市民の育成を根幹においた教育理念に共鳴を覚え、法政の人間環境学部を希望することになりました。

貿易展示会にて

人間環境学部で現在学んでいること

諸々の環境や社会問題を解決のためには、様々なデーターや事象を冷静かつ定量的に分析し判断する必要があります。故に、僕は理系出身ではありますが、【散乱していった真珠を拾い、一本の紐でまとめ、首輪に仕上げる】思いで統計学、法学、数学、科学史など真剣に学びました。

全日本書道連盟賞(都美術館)

受験生へのメッセージ

人間環境学部は集大成的な性質が非常に濃いことから、既に幅広知識と長い社会経験を持つ社会人の為の学部と言っても過言ではないと信じます。僕はまだ十数課目しか受講してませんが、すでに【人生の再編集】を実感しています。
応募する殆んど社会人の方の目的が、就職よりも自分探し乃至自己完成のためにあるなら、ぜひ僕と共に法政の人間環境学部で薫陶をうけ、幅広い教養と鋭い頭脳をもつ、使命感と責任感のある市民に転身して、第二人生を有意義なモノに変えていきましょう。

多目的マンション模型(自作)

明渡 敬江(2年)

社会人としての経歴

約28年間ゴルフ用品の製造・販売メーカーで、経理、秘書などの管理部門、ゴルフ用品の販売促進、品質保証などに携わりました。販売促進業務では、ゴルフトーナメント運営業務と、自社製品を宣伝いただいているプロゴルファーの担当窓口として、ほぼ毎週トーナメント会場に出張するなど、アグレッシブな女性社員として充実した日々を過ごしていました。現在は、会社を退職し、主婦と学生を両立しています。

ゴルフのプレーも仕事の為に必要?!でした。

人間環境学部を志望した理由

以前、元宇宙飛行士の方のお話しを聞く機会があり、その際「宇宙から地球を見たときに、生きていくということは、何かを残すことではないかと感じた。」という趣旨の話をされていました。人生の第2のステージとして大学進学を考えたとき、人間環境学部の「持続可能な社会の構築」というメッセージが、「自分がなにを残せるのか?」という問のひとつの答えになると感じ、受験を決意しました。

人間環境学部で現在学んでいること

1年生なので、教養科目がメインとなっています。人間環境学部は、選択できる科目が多く、文系でありながら自然科学の分野も学べ、まさに教養を広く身に着けることができると感じています。各科目の専門家である先生方の授業は、硬軟織り交ぜ、とても興味深く、教養以上の深い内容も身につくと思います。

販売促進イベントのスタッフ時

受験生へのメッセージ

社会経験を経た今、大学1年生として10代の若い学生とともにフラットな関係で毎日を過ごす機会は新鮮で、得難い経験となっています。また、社会人学生同士もよい関係、良い仲間で、頼れる存在です。入学してみて、人間環境学部は、学びたい社会人にとって最適の場所であると感じています。来年仲間として、この場所でお会いできることを楽しみにしています。

授業の一環で国立天文台見学です。レポート提出しました。

天笠 初美(2年)

社会人としての経歴

高校卒業後、民間企業に入社し今年で入社8年目となりました。
現在、会社の協力をのもと、励みに、一店舗の店長として勤務するかたわら大学生活を送っております。

人間環境学部を受験しようと思った理由

人間環境学部を受験しようと思った理由は、様々な理由がありますが大きく分けて二点あります。
一点目は、日本の環境、特に農業についてより深く学びたいからです。
日々、変化する私達人間と環境、農業はこれからどのように共存すべきか、考えていきたいと思っております。
二点目は、これまでと異なる環境へ身を置くことで新たな自分を発見したいと考えたからです。自分自身をより成長させたいと考えるからです。
様々な方々と共に学び、あらゆる価値観に触れることで、自分自身の視野を広げ、幅広い様々な視点から物事を見つめる力を身につけたいと思います。

人間環境学部で現在学んでいること

私は現在、一年生です。なので基礎科目を中心に、法学、歴史学、経済、語学等、幅広い分野を学んでいます。
特に興味深い科目である人間環境学部の科目であります自然環境論では、地震のメカニズムや気候変動等、地球の構造について基礎から学んでいます。

受験生へメッセージ

私はまだ入学して間もないですが、人間環境学部は先生、学生、事務職員、出会う方々が局のみなさん、本当に温かく優しい方々ばかりです。
最初は不安でしたが、今は多くの方々皆さんに支えられ、学ぶことの楽しさ、素晴らしさを実感しながら学生生活を過ごしています。
学びたい気持ちがあれば、きっとかけがえのない学生生活が送れます。

大学の皆さんと

石井 浩実(3年)

社会人としての経歴

地方公務員(千葉県)として 32年勤務しました。
仕事と家事・子育てに精一杯務めてきました。

フィールドスタディの東京ガス根岸工場にて集合写真

人間環境学部を受験しようと思った理由や学びたいと思っていたこと

人間環境学部では、自然科学・人文科学を融合させた学際的なカリキュラムとなっていること、フィールドスタディといった学習スタルをとっていることに魅力を感じ受験しようと思いました。
また、学びたいと思っていたことは、
①地球温暖化やオゾン層の破壊等といった地球環境問題のメカニズムについて
②その問題解決に向けての方策について
③経済発展と地球温暖化の関わりについて
④環境と法律について
です。

東京スーパーエコタウン内PCB廃棄物処理施設(中間貯蔵・環境安全事業㈱)を見学

人間環境学部で現在学んでいること

学部専門科目では人間環境学の基礎、地球システムと人間活動との関係について、日本列島を取り巻く自然環境について等を学んでいます。語学では英語・中国語を、その他、哲学・法学など幅広く学んでいます。フィールドスタディでは「廃棄物から再生エネルギーを作る」都市の環境を支える科学技術に触れるなど、隣地研修に行ったりして見聞を広めています。(先日は東京スーパーエコタウンなどを見学してきました)

東京ガス㈱に於いて LNGローリー出荷状況

受験生へのメッセージ

私は勉学から離れて30年以上たち、授業についていけるだろうかという不安がありましたが、先生方の親身で熱心な授業や事務の方々が親切に対応してくださったおかげで前期の授業、試験が無事終わり、今はほっとしているところです。人間環境学部は、若い学生さんたちに混じり、刺激を受けながら、幅広く学習できます。知的好奇心を存分にくすぐってくれるのでとてもおもしろいです。ぜひ挑戦してみてください。

0350_かわさきエコ暮らし未来館に於いて メガソーラーを見学

中山 知之(4年)

社会人としての経歴

航空業界に約10年間従事しており、現在は成田国際空港にてグランドハンドリング業務に携わっています。
グランドハンドリングとは、航空機が地上に着陸し再び離陸するまでの非常に限られた時間の中で多岐にわたるタスクをチームで協力し合いながら着実に進め、安全かつ効率的に航空機を出発させる業務です。
人の命に関わる重要かつ複雑な作業が多く、高い安全性、技術、そして正確性が必要となるため、常にプロ意識を持って作業を迅速・正確に行っています。

人間環境学部を受験しようとした理由や学びたいと思ったこと

日本のハブ空港という特殊な職場で働いているので、仕事を通して日々「環境」の変化を身近に感じています。
「環境」というひとつのキーワードをとってみても労働環境、自然環境、国際環境と様々な「環境」があり、それぞれ問題を抱えています。
そういった環境問題を学ぶことにより私たちの理想とする未来や持続可能な社会の構築に向けて、自分に何ができるかを考え、ひいては社会に貢献していきたいと思い人間環境学部への受験することを決めました。

航空機のプッシュバック

人間環境学部で現在学んでいること

人間環境学部では経済、経営を中心に幅広く学んでいます。
人間環境セミナーでは、企業の方々が赴き、環境保護対策や社会的責任(CSR)の取り組みについて、生きた講義が開講されています。社会人であるからこそ深く理解できることもあり、色々な視点から学んでいます。
フィールドスタディなど机の上では学べない、体験型の興味深い授業もあるので積極的に参加していこうと思っています。

航空機の誘導(マーシャリング)

受験生へのメッセージ

人間環境学部の社会人学生は多様なバックグラウンドを持っている方が多く、お互いが仲間であり講師でもあります。
入学して人間環境学部に入り、この学部での枠にとらわれないグローバルかつローカルな環境での学びは教養を高め、深みのある人間に成長できると確信しました。
皆さまも是非、私たちの大切な将来、持続可能な社会を築いていきましょう。私たちが求める答えが必ず見つかります。

Try, you will be amazed at what you can do!!

日本で唯一弊社で使用しているパワープッシュユニット

後藤 圭太郎(4年)

社会人としての経歴

民間企業での経験を経て、2003年より消防隊員及び救急隊員として災害・救急対応や事故・災害予防業務に従事し、11年間で災害840件、救急2400件に対応しました。企業等の防災訓練への立会い及び指導回数は1000回以上になります。大災害となった出光興産北海道製油所のナフサタンク火災や東日本大震災の際には援助隊として出向していました。また災害以外にも2008北海道洞爺湖サミットの際に防災担当として活動した経験もあります。応急手当普及啓発活動プロジェクト(中間人口の20パーセントを目標に応急手当講習を実施)ではリーダーとして指揮を執り、予想を大きく上回る速さで達成させました。

札幌市防災訓練にて

人間環境学部を受験しようと思った理由や学びたいと思っていたこと

広報媒体から見聞きするだけではなく仕事を通しても環境の悪化を感じていました。洪水や土砂流出などの自然災害です。そのため今後、環境問題に取り組み持続可能な社会を構築していくことがより一層求められると思い、大学で環境を学ぶことにしました。人間環境学部では環境を総合的な視点でとらえた様々な授業があり、そこに魅力を感じて入学しました。

公衆衛生のNGO活動中にスラムの子供と(フィリピン)

人間環境学部で現在、学んでいること

現在は経済・経営を主に学んでいます。環境を良くすることが経済を発展させるというような、環境と経済の好循環を達成しサステイナブルな社会構築に向けた企業の取り組みやCSR(企業の社会的責任)などです。時期は昨今の環境関連法規制が年々厳しくなっていることを踏まえ、法律関係を勉強しようと思っています。

スモーキングマウンテン(ゴミ山)の調査で現地へ。1日1ドル以下で暮らしているスカベンジャーと呼ばれる子供たちと(フィリピン)

受験生へのメッセージ

人間環境学部には様々なバックグランドの社会人学生がいて多様性にあふれています。授業の合間や昼食時には意見交換をしたりして、お互いに切磋琢磨していける仲間であり、このことが学生生活をより充実したものにしてくれます。「環境に関心がある人だけではなく、学びたい」という思いがあれば誰でも理想的な学びの場になるはずです。

消防署の子供への消防車両展示の様子。我が子と一緒に。