さ行

ストックウェルゼミ

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ゼミテーマ
  • 人間社会の基盤となるコミュニケーション学を研究する
担当教員
  • エスター・ストックウェル

ゼミ概要

ストックウェルゼミでは、人間社会の基盤となるコミュニケーション学を大きくて分けて2つの観点から見ます。ゼミは次のようになります。

  • ゼミA「マスメディア研究」
    個人、社会、国際に関わるマスメディアの影響を研究しています。新たな目でマスメディアの組織とプロセスを研究した上で、実際に日本と海外のマスメディアが外交政策、外国に対するイメージと偏見などにどのような影響を与えているかを調査していくゼミです。
  • ゼミB「ヒューマン・コミュニケーション」
    ゼミAの基礎になり、人間社会日常生活における様々なコミュニケーションの問題の原因と解決方法を学んでいきます。
普段のゼミ風景

普段のゼミ風景

ストックウェルゼミの基になるコミュニケーション学(Communication Studies)とは何ですか?

コミュニケーション学(Communication Studies)は、メッセージを伝達するために人間が共有する全てのシンボルを扱う学問分野です。対面の会話、新聞、テレビ放送などを含む幅広いコミュニケーションの手段において、受け手が様々な情報をどう解釈するのかや、文脈の中で発話や言語がもつ政治的、文化的、社会的な意味を研究する分野です。コミュニケーション学は、社会学、経済学、政治学、文学、言語学、工学、医学などの様々な分野の基盤になっています。この世の中に暮らす限りは、人間は何らの形でコミュニケーションを取らないと、生きていけません。家族関係、交友関係、上下関係などの、どのような人間関係においても、欠かすことができません。全てのコミュニケーションは、自分を理解することから始まり、その次に、周りの人、学校や会社、それから社会に影響を及ぼします。コミュニケーション論を学ぶことによって、コミュニケーションの複雑さが見えてきます。これに伴って、自分が周りの人をどう見ているのかを理解できるようになるが、それだけでなく、周りの人が自分をどう見ているのかと、自分が自分をどう見ているのかをわかるようにもなるのです。性別、文化、年齢、宗教などの要素はコミュニケーションに影響を与えます。この要素を研究することにあたって、なぜコミュニケーションの問題が出てくるかとその解決方法を理解できるようになります。これに加わって、批判的思考力、問題解決力、決断力、チームワーク、メディア・リテラシーなどのといったスキルも習得できます。

  • 両方のゼミは英語で行われるので、英語の能力はある程度必要とされますが、英語自体を習う科目ではありません。

ゼミを受講できる条件は何ですか?

ゼミA:MassMedia Research (マスメディア研究)について

  • マスメディアの影響に興味のある3~4年生の学生
  • 但し、以前「ストックウェルゼミB(Human Communication)」または「グローカル・コミュニケーション」の科目を履修した学生のみ応募できます。

ゼミB:HumanCommunication (ヒューマン・コミュニケーション)について

  • コミュニケーション・スタディーズに興味のある2~4年生の学生のどなたでも応募できます。

答えてください!

良くある質問とゼミを取っている学生からの答えです。

 Q:  両方のゼミは、英語で行われると聞きましたが、英語は自信ないのですが。。。 
 A:

英語が苦手でも先生が簡単な単語におきかえて授業をしてくれるのできっと大丈夫だと思います。
私も英語について初めは不安でした。でも難しい部分は先生が簡単に言い換えてくださるし、日本語で解説してくださるのでとてもわかりやすかったです。

 A: ゼミの目的は、英語を学ぶことではありません。しかし、授業は英語で進行されるため、英語を話す機会が多かったので英語力はつくと思います。
 Q: 授業はどのように行われていますか。 
 A: 基本は講義ですが、習った講義内容で、グループディスカッションを行います。
私は特にグループディスカッションを行って意見交換をすることで、自分では気が付かなかった視点に気が付くことも多くて面白かったです。
 A: 学期末には習ったことを使ってエッセイを書いたり、プレゼンをします。
このための準備が少し忙しいですが、有意義でした! 先生がエッセイの書き方やプレゼンの仕方を事前に教えてくれるから心配しないでください。
 Q: 先生は怖いですか 
 A: 全然怖くないです。とても優しい先生なので何か困ったことがあれば何でも質問すれば優しく答えてくださいます。
 A: 本当に優しい先生で、難しい議論の際にはゆっくりと説明してくださり、相談しやすい先生です。

ストックウェルゼミの経験を聞かせてください!

「ストックウェルゼミではAゼミBゼミ共にまず講義形式で研究の進め方を学んでから、研究を始めていきます。自分のしたい研究に集中できる環境があることが魅力です。コミュニケーションを理論的に学んだことで人との関係の大切さに改めて気づき、就職活動で意識できました。またアルバイト先に海外のお客様がみえたときには、たじろぐことなく英語で接客ができるようになりました。人と関わることが好き、メディアに興味がある、そんな人はぜひストックウェルゼミに来てください。私たちが待っています!」

(4年ゼミ東さん)

「Human Communicationはとても興味深い内容であり、新たなことを学ぶだけではなく、普段何気なく行っていることを学術的な視点で見ることで、視野を広げることができると思います。
私は、人前で話すことはとても苦手ですが、このゼミで発言やグループディスカッションを経験することによって、以前と比べると慣れることができたと思います。そして、少人数なのでみんなすぐに仲良くなれます。入って良かったと思えるゼミなので、是非みなさん来てください!」

(3年ゼミ伊藤君)

卒業生と一緒に

卒業生と一緒に

English Comment:

I offer two seminarsin the field of Communication Studies. The first, Human Communication, covers fundamentaltheories to explain features of interpersonal relationships, groups,organizational relationships, cultural diversity, cultural attitudes, groupsand persuasion, mass media, and the effects of communication on receivers.Students will learn to question why some forms of communication work and whyothers fail. Individual, social and technological aspects of communication areexamined from theoretical and practical points of view. The second seminar,Mass Media Research, covers topics including media businesses, the dual role ofthe media as information source and entertainment, research into short-term andlong-term effects of the media, and media audience. Students will learn toquestion the degree to which the media influence us, and think critically abouthow to choose different media sources for gaining information.
Both seminars are offered in English, but I providehandouts about the content of the next class each week, so students can preparefor class in advance. In addition, I use relatively easy English to explainconcepts, to encourage students to understand the content. These seminars arenot English classes, but rather students will learn about communication studiesin English, therefore the most important thing is whether you are keen to studyabout communication studies or not. If you are enthusiastic about studyingcommunication studies, English will not be a problem for you!

  • 卒業論文中間発表会後のAゼミの4年生たち

  • グループ発表会