人間環境学部では、学生の学修成果について、アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシーの3つのポリシーに照らして、下記のとおり検証をおこなう。
(1)研究会(ゼミ)における研究発表、論文、自発的な課外学習や関連する課外活動等の評価により、研究会をコース制における自分の専門性の「軸」に成し得ているかどうかを測定する。
(2)コース制に基づく専門課程の選択必修科目においては、成績のほか、履修記録も参照して、特定の分野に偏らず幅広い履修を心がけ、「学際性」を身に付けるのに有効な履修ができているかどうかも測定する。
(3)「学際性」と一体のカリキュラム・ポリシーの特色である「社会との交流・連携(現場体験重視)」に関しては、そのポリシーを具現する選択必修科目である「人間環境セミナー」・「フィールドスタディ」「キャリアチャレンジ」の成績や参加意欲を通じて、「社会人基礎力」を身に付けられているか、また自らのキャリア形成の意識付けの機会として活かしているかどうかを測定する。
(4)グローバル化に対応する科目群(グローバル・サステイナビリティコース関連科目、フィールドスタディの海外コース、SA、グローバルオープン科目、英語学位プログラム(SCOPE)との相互乗り入れ科目等)については、それらの成績や履修記録を通じて、グローバル人材としての成長と意欲を測定する。
(5)学部専門科目と並行して引き続き4年次まで履修していくILAC科目では、専門課程で求められる学際的かつ総合的な幅広い教養と豊かな人間性の涵養を、教養教育科目で補完できているかどうかを、成績や履修の積極性(履修記録)により測定する。
3.(1):研究会(ゼミ)に関する測定……DP3・4・5
(2):コース関連講義科目に関する測定……DP2・3
(3):社会連携・現場実習関連科目に関する測定……DP4・5
(4):グローバル対応関連科目に関する測定……DP3・5
(5):ILAC科目に関する測定……DP1・2
加えて、研究会(ゼミ)ごとの目標や指針に照らした成果として、一律の評価手段ではなく、本学部のゼミのテーマ領域の多様性を反映する様々な成果指標により、学部のDPで求める能力修得に関する積極性を測定する。例えば、ゼミ内の留学者数(自主留学も含む)や帰国者の成果報告、ゼミで奨励する資格取得へチャレンジした人数(受験者数・合格者数)、ゼミのテーマと関連深いインターンシップやイベントへの参加、卒業後のゼミと関連深い進路選択(就職状況)、等々である。
■学習成果を把握(測定)する方法(人間環境学部)