ポリシー

アセスメント・ポリシー

ポリシー

人間環境学部では、学生の学修成果について、アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシーの3つのポリシーに照らして、下記のとおり検証をおこなう。

  1. 入学段階においては、まず、筆記試験成績、調査書・自己推薦書等の記載内容、面接等の選考資料により、入学経路別に定めたアドミッション・ポリシーで求める能力・意欲が身についているか、測定を行う。そして入学時のアンケート調査(大学)、1年次春学期導入科目「人間環境学への招待」におけるアンケート調査等も、測定手段として併用する。
  2. 初年次教育段階では、主として春学期の全員必修科目「人間環境学への招待」における導入教育や、秋学期必修「基礎演習」における少人数導入教育・アクティブラーニングのとりくみと成績を通じて、学部教育の全体像の理解度と2年次以降の自主的な学習計画の自覚度、およびアカデミック・リテラシー能力の基礎が身に付いたかどうかを測定する。
    学部専門科目の履修と並行するILAC科目の履修においては、成績や履修記録を参照して、基盤的な教養を身に付けたかどうかを測定する。
  3. 2年次以降の教育段階では、「コース制」を特色とするカリキュラム・ポリシーに照らして、下記の指標を用いて成果を測定する。

    (1)研究会(ゼミ)における研究発表、論文、自発的な課外学習や関連する課外活動等の評価により、研究会をコース制における自分の専門性の「軸」に成し得ているかどうかを測定する。
    (2)コース制に基づく専門課程の選択必修科目においては、成績のほか、履修記録も参照して、特定の分野に偏らず幅広い履修を心がけ、「学際性」を身に付けるのに有効な履修ができているかどうかも測定する。
    (3)「学際性」と一体のカリキュラム・ポリシーの特色である「社会との交流・連携(現場体験重視)」に関しては、そのポリシーを具現する選択必修科目である「人間環境セミナー」・「フィールドスタディ」「キャリアチャレンジ」の成績や参加意欲を通じて、「社会人基礎力」を身に付けられているか、また自らのキャリア形成の意識付けの機会として活かしているかどうかを測定する。
    (4)グローバル化に対応する科目群(グローバル・サステイナビリティコース関連科目、フィールドスタディの海外コース、SA、グローバルオープン科目、英語学位プログラム(SCOPE)との相互乗り入れ科目等)については、それらの成績や履修記録を通じて、グローバル人材としての成長と意欲を測定する。
    (5)学部専門科目と並行して引き続き4年次まで履修していくILAC科目では、専門課程で求められる学際的かつ総合的な幅広い教養と豊かな人間性の涵養を、教養教育科目で補完できているかどうかを、成績や履修の積極性(履修記録)により測定する。

  4. 卒業段階においては、研究会修了論文・コース修了論文・プログラム修了論文、履修記録と成績(ILAC科目も含む)、卒業時アンケート等を用いて、ディプロマ・ポリシーで求める能力が身についているか測定を行う。
    卒業段階の成果測定は、前項2・3も含んだ4年間の収穫が対象となるが、例えば前項3.(1)~(5)の集積とディプロマ・ポリシー(DP)の5項目との対応は、つぎの通りである。

    3.(1):研究会(ゼミ)に関する測定……DP3・4・5
      (2):コース関連講義科目に関する測定……DP2・3
        (3):社会連携・現場実習関連科目に関する測定……DP4・5
        (4):グローバル対応関連科目に関する測定……DP3・5
        (5):ILAC科目に関する測定……DP1・2

    加えて、研究会(ゼミ)ごとの目標や指針に照らした成果として、一律の評価手段ではなく、本学部のゼミのテーマ領域の多様性を反映する様々な成果指標により、学部のDPで求める能力修得に関する積極性を測定する。例えば、ゼミ内の留学者数(自主留学も含む)や帰国者の成果報告、ゼミで奨励する資格取得へチャレンジした人数(受験者数・合格者数)、ゼミのテーマと関連深いインターンシップやイベントへの参加、卒業後のゼミと関連深い進路選択(就職状況)、等々である。

    学習成果を把握(測定)する方法(人間環境学部)