情報処理技術者試験(国家試験)の受験をめざすことを目的としたゼミナールです。特に基本情報技術者試験(以下、基本情報)に関するカリキュラムを中心にして必要事項を学習します。この試験に合格することにより、ICT(情報通信技術)に関する比較的高度な知識と基礎理論あるいは活用力などの基礎的事項を習得していることが認定されることになります。またこの学習を進めることにより、情報処理に関する他の試験(例えば情報セキュリティマネジメント試験、あるいはより上位の応用的技術者試験)につながる可能性も出てきます。ICTに関する基礎的知識の習得は、身近な地域社会だけではなく企業などをはじめとする様々な組織・団体などでも強く求められているものです。皆さんと一緒に目的を達成したいと思っています。
この試験を受験するためには、まずテキストに沿って基礎知識を習得することが必要です。またそれと同時にプログラミングを経験しておく必要もあります。授業では、各自ノートPCを持ち込んでこの練習もします。人間環境学部に在籍している皆さんは主に文系の立場であることを充分に理解していますので、ゆっくりと理解度を確認しながら授業を進めていきます。過去問などに対する解説も行います。
近年、渡邊の担当する学部の演習等科目の参加者の中からITパスポート試験のみならず基本情報技術者試験に合格した学生がいます。主に文系の立場から勉学している皆さんであっても、ひとつずつ丁寧に知識を積み上げていけば合格することが可能です。
この授業では概ね次の内容を学習することになります。すなわち、
・コンピュータとネットワーク
・アルゴリズムとプログラミング
・データベース
・セキュリティ
・組織の活動と戦略(ストラテジ)
・管理・運営(マネジメント)
・法務事項
などです。これらはIPA独立行政法人・情報処理推進機構HPあるいは市販の基本情報技術者試験の教科書などを参考にしていますので、詳しくはそちらを見てください。
皆さんは将来様々な領域で活動することになると思いますが、どのような場であってもこの知識を習得しておくことは必要なものであると思います。このような学習経験をもとにしてAIを含めたICT社会の諸課題と将来像などについて研究します。
このゼミでは概ね次の方々が受講することになります。
・文系の立場からICTの基礎知識を習得したいと考えている方
・基本情報技術者試験の受験を考えている方
・情報処理に関する他の国家試験の受験もめざしたいと考えている方
・ICTと社会の関係性などを含めた現代社会に内在する社会的課題を考察したいと考えている方
などです。皆さんの動機は様々であると思いますが、お互いに交流を深め合い意識を高めていくことによって学習と研究を進めます。
授業ではテキストを輪読しその内容を把握します。同時に教員が解説を行いその理解度を高めていきます。また自分の到達度を認識するために例題や過去問などを解いてみます。これにより自分自身の達成度が認識され自信が持てるようになります。授業時にノートPCを持参してプログラム作成も体験します。この体験により自分のもつ知識・技能の幅が広がるものと思われます。科学技術と社会の問題についても話し合いをしながら考察します。