わ行

渡邊ゼミ

わ行
ゼミテーマ
  • 人間活動と自然・社会(温暖化対策を含めて)
担当教員
  • 渡邊 誠

ゼミ概要

 人間活動と環境の関連性について幅広く考察することによって、環境問題に対する視点や論点の持ち方を学んでいます。例えば、エネルギー、廃棄物・リサイクル、最新技術の利用などに関する諸問題を含めた現代の社会的課題について考察しています。社会の持続可能性を考えるためには、地球のもっている自然システムについて理解し、人間活動を支えている地球の能力を意識することが重要です。このゼミでは社会が持続可能であるための条件は何か?という問いを念頭におきながら、具体的なテーマについて調査・研究を進めています。このゼミナールで行われる調査、報告、討論などの体験を通して、自分の意見をしっかりと持ち、説得力のある表現(プレゼンテーション)ができるようになることを目標としています。
 

ゼミ詳細

 全員で共通したテーマについて考えディスカッションすることを通して、“深く考える”習慣を身に付けます。これまでに取り上げた具体的なテーマとしては、例えば、自動車と環境負荷(電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車など)、廃棄物処理とごみ発電、コージェネレーションシステムの有効性、コンパクトシティとスマートシティ、ゼロエネルギービル(ZEB)、森林開発と再生可能エネルギーなどがあります。テーマについてはゼミ生が興味を持っている内容から選定することを基本としています。この他、千代田区において進められている地球温暖化対策についても研究しています。区の温暖化対策条令、地域推進計画などを調査しながら、その対策の有効性と将来像などについても検討しています。

 人と環境とのかかわりを考える際には、科学技術の進歩とは一体何だろうか?という問いについて考察することが重要です。環境問題は、人間が生み出し利用してきた科学技術の進歩の結果であるという見方もできます。そのため、科学技術の歴史を見つめ、その役割を意識し、そしてその将来像を考えることが重要です。このゼミナールでは、文科系の立場から科学技術政策のあり方を模索することもテーマのひとつとしています。