2013年度 春学期 人間環境セミナー

開催報告

2013年度 春学期 人間環境セミナー

疑似科学と社会

2013年05月18日

5月18日人間環境セミナーは「疑似科学と社会」がテーマです。
冒頭では講師によるスプーン曲げ。話題は血液型占いやマイナスイオン、水からの伝言、そして今話題のEM菌などでした。講演の最後には活発な質疑応答が行われました。
とくに環境は疑似科学に騙されやすい分野です。あなたも知らないうちに騙されているかもしれません。

1~4年次までの学生が受講できます。

  • 人間環境セミナーとは、環境に関連する講師を外部からお招きし、その活動と成果について講演いただく専門科目です。

今年度春学期のテーマは、「環境の科学と技術」です。
 5月18日テーマ:「疑似科学と社会」 講師:長島雅裕先生(長崎大学 教育学部 )

長崎大学の長島先生に講演いただきました。

低線量被爆をめぐる科学 「科学」の使われ方

2013年05月25日

5月25日の人間環境セミナーは「低線量被曝をめぐる科学/『科学』の使われ方」がテーマでした。 福島第一原子力発電所の事故のため低線量被曝が問題になっています。100mSvの以下の被曝をどう考えるか。安全なのでしょうか。また、科学的とはどのようなことなのでしょうか。今回はこのようなお話を科学技術社会論の観点から解説していただきました。講演の最後には熱心に質疑応答が行われました。

  • 人間環境セミナーとは、環境に関連する講師を外部からお招きし、その活動と成果について講演いただく専門科目です。

今年度春学期のテーマは、「環境の科学と技術」です。
5月25日テーマ:「低線量被曝をめぐる科学/「科学」の使われ方」 講師:調麻佐志先生(東京工業大学)

東京工業大学の調麻佐志先生に講演いただきました。

太陽圏環境と地球の気候

2013年06月01日

6月1日の人間環境セミナーは「太陽圏環境と地球の気候」がテーマでした。 気候は地球の内部事情だけで決まるのでしょうか。屋久島の縄文杉や南極の氷床を使って過去の気候変動を紐解きます。すると、過去の気候は太陽からも影響を受けていることがわかってきました。今回はこのような気候と太陽圏との関係をわかりやすくお話していただきました。そして、講演の最後には活発な質疑応答が行われました。

地球は宇宙からも影響されています。

  • 人間環境セミナーとは、環境に関連する講師を外部からお招きし、その活動と成果について講演いただく専門科目です。

今年度春学期のテーマは、「環境の科学と技術」です。
 6月1日テーマ:「太陽圏環境と地球の気候」 講師:宮原ひろ子先生(武蔵野美術大学)

最近の太陽は何かおかしい。

森林の価値をどう評価するか

2013年06月08日

6月8日の人間環境セミナーは「気候変動と私たちの生活-森林の価値評価とそれを取り巻く動向」がテーマでした。まず森林が果たす多面的機能と私たちとの関係について、イースター島の文明崩壊の例などを通して受講者に考えてもらいました。そして地球温暖化問題における森林の役割が重要であること、さらにそれを経済価値化(クレジット制度)して国や自治体、企業が取り組み始めていることをご紹介いただき、その意義について、私たちの暮らしの視点からお話していただきました。そして受講者から、身近な視点からグローバルな関心まで幅広い質問をいただき有意義な議論ができました。

  • 人間環境セミナーとは、環境に関連する講師を外部からお招きし、その活動と成果について講演いただく専門科目です。

今年度春学期のテーマは、「環境の科学と技術」です。
6月8日テーマ:「気候変動と私たちの生活-森林の価値評価とそれを取り巻く動向」 
講師:関根秀真先生(株式会社 三菱総合研究所)

三菱総合研究所の関根秀真氏にご講演頂きました。

生き物の視点から里山を考える

2013年06月15日

6月15日の人間環境セミナーは「生き物の視点から里山を考える」がテーマでした。横浜市青葉区と町田市で、都市化の圧力から里山の緑を守るため20年以上にわたって続けられてきた市民活動の一端をお話くださり、行政や地主との交渉といった現場のご苦労や、里山の恵みにふれる喜びを、臨場感をもって受講者に伝えていただきました。民有地をいかに保全するか、また貴重な生き物がすめる環境をどうやって復元し維持し続けるかといったお話は、日本における里山保全の縮図として、「市民の眼差し」という説得力をもって、受講者に多くの示唆を与えてくださいました。

恩田の谷戸ファンクラブ共同代表の高橋多枝子先生 にご講演頂きました。

  • 人間環境セミナーとは、環境に関連する講師を外部からお招きし、その活動と成果について講演いただく専門科目です。

今年度春学期のテーマは、「環境の科学と技術」です。
6月15日テーマ:「生き物の視点から里山を考える」
講師:高橋多枝子先生(恩田の谷戸ファンクラブ共同代表)

里山の緑を守る活動について講演頂きました。

野鳥の保護と人の暮らし

2013年06月22日

6月22日の人間環境セミナーは「野鳥の保護と人の暮らし」がテーマでした。私たちと鳥との身近な関わりを入口として、野鳥を取り巻く様々な問題や人間との軋轢についてお話いただきました。ホットな話題としては、浸透性農薬による野生生物への影響が懸念されていることが紹介されました。そして生物多様性の指標でもある鳥類を保護するための考え方について、2010年に名古屋での生物多様性条約COP10で採択された「愛知ターゲット」を解説いただきました。最後に具体的な保護事例として、東アジアにおけるツルを守る取り組みを取り上げ、水田環境の保全を含めて、求められる国際的・国内的な対策を受講者に投げかけてくださいました。

金井 裕先生(公益財団法人 日本野鳥の会 参与)

  • 人間環境セミナーとは、環境に関連する講師を外部からお招きし、その活動と成果について講演いただく専門科目です。

今年度春学期のテーマは、「環境の科学と技術」です。
6月22日テーマ:「野鳥の保護と人の暮らし」
講師:金井 裕先生(公益財団法人 日本野鳥の会 参与)

野鳥の保護の問題とその実例について講演頂きました。

  • 人間環境セミナーとは、環境に関連する講師を外部からお招きし、その活動と成果について講演いただく専門科目です。

今年度春学期のテーマは、「環境の科学と技術」です。
6月22日テーマ:「野鳥の保護と人の暮らし」
講師:金井 裕先生(公益財団法人 日本野鳥の会 参与)

野鳥の保護の問題とその実例について講演頂きました。

自動車の振動快適性 乗心地を測る

2013年06月29日

6月29日の人間環境セミナーでは、日本発条株式会社の加藤和人様をお招きし、「自動車の振動快適性―乗心地を測る―」と題してご講演いただきました。自動車は陸上交通の基幹媒体であり、常に安全安心な運行を強いられる乗員にとって、車両室内環境は身体的にもメンタル的にも大きな要素(=乗心地)です。乗心地という、曖昧でやや主観的、さらには医学的な側面をも持つ課題に対し、いかに客観的で説得力のあるデータをもって向き合い、対処法を練るのかをお話いただきました。人間って難しい、ということを改めて認識できたご講演となりました。

加藤 和人氏(日本発条株式会社)

  • 人間環境セミナーとは、環境に関連する講師を外部からお招きし、その活動と成果について講演いただく専門科目です。

今年度春学期のテーマは、「環境の科学と技術」です。
6月29日テーマ:「自動車の振動快適性―乗心地を測る―」
講師:加藤 和人氏(日本発条株式会社)

「自動車の振動快適性-乗心地を測る-」と題し講演頂きました。

なごやかな雰囲気で講演は行われました。

日産リーフがつくる自動車の未来

2013年07月06日

7月6日の人間環境セミナーでは、日産自動車株式会社の門田英稔様をお招きし、「日産リーフがつくる自動車の未来」と題してご講演いただきました。モーターを中心としたパワートレインをもつ“電気自動車”は近年のエネルギーや環境の問題により脚光を浴び、世界の自動車メーカー各社は車両ならびに充電インフラの開発で競争しています。日産自動車が開発した本格的な電気自動車であるリーフについて、開発過程から現在・未来の使われ方まで、幅広いお話をうかがうことができました。門田様の気さくなお人柄もあり、たくさんの学生さんから質問がありました。

門田 英稔氏(日産自動車株式会社)

  • 人間環境セミナーとは、環境に関連する講師を外部からお招きし、その活動と成果について講演いただく専門科目です。

今年度春学期のテーマは、「環境の科学と技術」です。
7月6日テーマ:「日産リーフがつくる自動車の未来」
講師:門田 英稔氏(日産自動車株式会社)

講演後も受講生から熱心な質疑が行われました。

なごやかな雰囲気で講演は行われました。

住民の幸福の追求、それが自治体 の使命

2013年07月13日

7月13日の人間環境セミナーでは、荒川区の北川嘉昭様をお招きし、「住民の幸福の追求、それが自治体の使命」と題してご講演いただきました。QOLを始めとして、人々にとっての暮らしの質や満足度、幸福度、充実度などを表わす数値指標には様々なものがあります。荒川区は独自の住民意識指標GAH(Gross Arakawa Happiness)を提案し、区政に活かす試みを始めています。GAHの概要と調査結果の分析の難しさ、さらには住民の生活に貢献する仕事の魅力についてお話しくださいました。とくに公務員を目指す学生にとっては貴重なご講演となりました

北川 嘉昭氏(荒川区総務企画部)

  • 人間環境セミナーとは、環境に関連する講師を外部からお招きし、その活動と成果について講演いただく専門科目です。

今年度春学期のテーマは、「環境の科学と技術」です。
7月13日テーマ:「住民の幸福の追求、それが自治体の使命」
講師:北川 嘉昭氏(荒川区総務企画部)

「住民の幸福の追求、それが自治体の使命」と題して講演頂きました。

なごやかな雰囲気で講演は行われました。