高校時代から漠然と、留学をしたいという思いはあったものの、どこへ、何を学びに、という明確なビジョンは持っていませんでした。しかし大学に入学し、今後の進路を考えていく中で、アジア映画について学びたい、英語や韓国語を実践的に使えるように上達させたいという気持ちが固まっていきました。また、社会に出る前に、様々なバックボーンを持つ人たちが集まる環境に身を置き、異なる視点に立って物事を考える力や、人間としてのしなやかさを身に着けたいとも考え、留学を決意しました。
実際に留学をしてみて、語学はもちろんのこと、映画やコミュニケーションに関する興味深い講義を受けたり、授業後には各国からの留学生と共に食事や映画に行ったり、寮でも互いに悩みを相談し合ったりと、とても充実した日々を送っています。
残りの留学生活も、大学生である「今」しかできない経験であると考え、十二分に吸収して帰りたいと思います。
留学生の友人とお花見
語学の授業
学園祭で野外ステージを観賞
帰国する友人を空港まで見送りに
このFSで、沙漠での植林活動、歴史的都市景観について学びました。沙漠については事前講義で勉強していましたが、現地の方からお話を伺い、博物館を訪れることにより、机上では得られなかった知識を得ることができ、現地へ行くことの大切さを感じました。
兵馬俑坑や万里の長城への観光では長い中国史を感じ、また北京では経済成長を感じるなど、変わらない様子と進化し続ける様子を目の当たりにしました。
この多彩なプログラムを通して、私にとって大きな収穫となったものは、私が中国という国に対して偏見を持っていたということに気付かされたことです。中国人はマナーが悪い、道徳心にかけるといった見方をしていました。しかし現地で交流した中国人大学生や、ガイドさん、道を教えてくれた方々は私たち日本人に優しく接して下さいました。このような経験から、何も知らないまま偏見を持つことがどんなに愚かなことであるかを思い知らされました。
限られた情報から物事を判断せずに、広い視野を持って知識を得ることを今後の生活で大切にしたいと思いました。
人間環境学部 4年 小澤 美伶
私がカンボジアに行こうと思った理由は日本のかつての姿だと言われている途上国に行ってみたい、また本当にカンボジアとは貧しいのかを自分の目で見てみたかったからです。カンボジアは長い内戦の記憶が根強く残っているため、環境保全と社会開発を同時に行っていく難しさを強く感じました。また地雷除去が行われている地域にも訪れ、常に「死」と隣り合わせの生活を送っている人達がいる事に衝撃を受けました。今回カンボジアを訪れることで「私たちが行っているボランティア活動がカンボジアにとってどう機能しているのか」についても考える機会となり、援助依存が問題視されているカンボジアでは「援助」に対し何が1番必要であるかなどの見極めが大事であると思いました。当たり前だと思っていたことへの感謝の気持ちにも気付かされ、今生活している環境について深く考える機会ともなりました。新たな発見を求めにぜひ自分探しの旅へ出かけてみて下さい。
人間環境学部 3年 池田 葉留奈
私はドイツの都市の再開発について学びたいと思い、このFSに参加しました。事前学習では、テーマ別のグループになり学習をして知識を得たうえでドイツへと行きました。
このFSはもちろん自分の興味関心に対して学べるだけでなく、その他の多様なテーマについて、お話を伺ったり、町を歩いて体験してみたりして体験することができました。都市再開発については実際にお話を伺い、また街を歩いて日本との比較をしたり、自己学習では気づくことの出来なかった違いを目で見て理解することができました。ほかに印象に残っていることは、ドイツの有名なサッカークラブに行って、施設を見学したりスタジアムに入れたことです。普通の旅行ではなかなかできないことを出来るのがとても良いと思いました。
歴史や文化、自然などドイツの魅力はたくさんあり、このFSではそれを身をもって体験することができると思います。ドイツのついて知りたい人はぜひ行ってみてほしいです。
人間環境学部 3年 小林 美稀