ポリシー

カリキュラム・ポリシー

ポリシー

人間環境学部では、持続可能な社会の実現に貢献する人材を育てるため、年次ごとに以下の方針で教育課程を編成する。

■初年次教育の仕組み
初年次教育については、春学期開講の「人間環境学への招待」により、学部教育の全体像を理解し、人間環境セミナー、フィールドスタディにより、社会から実践的に学ぶ経験を経て、秋学期には基礎演習によってリテラシー能力を高めながら、自らの専門的な学習の方向性を模索し、2年次からのコース選択・登録と研究会履修に接続するサイクルを形成する。
さらに、学部教育と並行して、初年次から4年次まで市ヶ谷基礎(ILAC)科目により、幅広く深い教養および総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養する。

■教育課程の編制と特色
持続可能性を包括的に捉えた上で、「人間と環境の共存」、「人間と人間の共生」について専門的に学習することを目的とする「展開科目」では、社会科学・人文科学・自然科学の科目群を学際的に組み合わせて、講義科目を体系的に編成する。
本学部の教育課程の編制は、5つのテーマ領域から成るコース制を中心とする。学生が中心的に学ぶコースを自主的に選択し、学際的かつ総合的な教養と専門性を基盤としながら特定のテーマ領域を探究するカリキュラムにより、T字型さらにU字型の人材を育成することがコース制の目的である。

■学部・学科カリキュラムの構造
初年次教育を経て、2年次より、5つのコース(サステイナブル経済・経営コース、ローカル・サステイナビリティコース、グローバル・サステイナビリティコース、人間文化コース、環境サイエンスコース)から1つのコースを選択・登録し、コースコア科目を履修することで各コースの専門性を深めつつ、コース共通科目およびコース連環科目により、学際的かつ総合的な教養と専門性を獲得する。
また、コース制と連動した研究会を設置し、少人数で集中的な学習を積み重ねてゆく。さらに研究会修了論文とコース修了論文は、卒業に向けて各学生が主体的に研究テーマを探求していく機会とする。
本学部の特色を反映したフィールドスタディおよび人間環境セミナーは、社会との交流・連携を通した最新かつ実践的な知識や、他者に対して共感する力を獲得しながら、自らのキャリア形成のための意識づけの機会となるキャリア教育科目としても位置づける。 さらに、グローバル・サステイナビリティコースのコースコア科目、フィールドスタディの海外コース、SA、グローバルオープン科目、英語学位プログラム(SCOPE)との相互乗り入れ科目等の編制により、グローバルな人材への体系的な教育機会とする。