人間環境セミナー

2022年度 春学期・秋学期 人間環境セミナー

人間環境セミナー

2022年度春学期人間環境セミナー「SDGsについて」

開講日・時限:春学期 土曜・3限(13:10~14:50)
教 室:オンライン
担当者:武貞稔彦、新田英理子

授業の概要と目的(何を学ぶか)

2030年までの国際目標である「持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)」(以下SDGs)について、多様な分野で実現に向け取り組んでいる専門家の講義を受ける。それらを通じ、SDGsについての理解を深めると同時に、各人が自身の関心分野を切り口に、将来の持続可能な社会の構想実現に寄与するための足がかりを得る。今年度のセミナーでは、主に「市民社会」の担い手に焦点をあて講義を進める予定である。

到達目標

グローバルな射程を持ち、多様かつ一部は実現に困難が予想される目標も含んだSDGsについては、主に国際機関、政府やNGO/NPOが主体的に活動するものと思われがちである。しかしSDGsでは、民間企業や市民がその担い手として重要であると認識されている。持続可能な社会について学ぶ当学部の学生として、①SDGsに関する基礎的な知識を持ち、人に説明することができるようになること、②SDGsにあげられた各種課題を「自分ごと」として捉えることができる当事者としての意識を涵養すること、が本セミナーの目標である。

日程
 
日程 講義内容・担当者名
4月9日 ガイダンス  
セミナーの目的、進め方等の説明。講義の全体像の解説
       4月16日 セミナー
外部講師による講義

       4月23日    

セミナー
外部講師による講義
5月7日 セミナー
外部講師による講義
5月14日 セミナー
外部講師による講義
5月21日 セミナー
外部講師による講義
5月28日 セミナー
外部講師による講義
6月4日 セミナー
外部講師による講義
6月11日 セミナー
外部講師による講義
6月18日 セミナー
外部講師による講義
6月25日 セミナー
外部講師による講義
7月2日 セミナー
外部講師による講義
7月9日 セミナー
外部講師による講義
7月16日 総括
全体での質疑応答/意見交換とセミナーの総括

                                        ※なお、講師と日程は変更される可能性があります。


2022年度秋学期人間環境セミナー「芸術・文化の現場」

開講日・時限:秋学期 土曜・3限(13:10~14:50)
教 室:オンライン
担当者:板橋美也、日原傳、平野井ちえ子

授業の概要と目的(何を学ぶか)

コロナ禍における芸術・文化の現場について理解を深めます。演劇・美術・文学の各現場・最前線で、それぞれの文化発信がどのように行われているのか、私たちを取り巻く文化環境について学び、「芸術・文化は不要不急なのか」を考えてみましょう。外部講師には、文人・芸術家・文化発信の実務担当者を予定しています。

到達目標

1.文人・芸術家の作品とその背景を理解します。
2.芸術・文化の情報発信やアート・マネジメントの仕事を理解します。
3.受講者各自が親しめる芸術・文化のジャンルを発見します。

日程
 
日程 講義内容・担当者名

9月24日

オリエンテーション

10月1日

小鹿野歌舞伎
講師:小鹿野町職員 山本正実氏・同 小澤早也香氏・同 猪野木乃葉氏

        10月8日

小鹿野歌舞伎・小鹿野現代史を描く絵画
講師:画家 小菅光夫氏

10月15日

小鹿野町ほか、秩父の古民家を描く絵画
講師:画家 吉田廸子氏・埼玉県立川の博物館研究交流部長 大久根茂氏

10月22日

小鹿野町の文化政策
講師:小鹿野町長 森真太郎氏

10月29日

「二つの公立美術館の学芸員、そして管理職としての40年」(仮)
講師:元渋谷区立松濤美術館副館長 高波眞知子氏

11月12日

「メディアにおける文化事業とその裏側」(仮)
講師:株式会社朝日新聞社 取締役 事業・商品開発/イベント戦略担当 堀越礼子氏

11月19日

(仮)樹木、森と人間社会
講師:俳人協会幹事、俳誌『沖』同人、日本山岳会会員 広渡敬雄氏

11月26日

「異彩のみらい」​
講師:株式会社ヘラルボニー アカウントディレクター 泉 雄太氏

12月3日

(仮)民俗の視点で読む都市伝説​​​​​​​
講師:宮本記念財団理事・研究員、学習院女子大学非常勤講師 山崎祐子氏

12月10日

バリアフリーの絵本づくり 出版・技術・書店・作家​​
講師:児童書編集者 板谷ひさ子氏・絵本作家 ひらぎみつえ氏

12月17日

(仮)人工知能と俳句――人間はどのようにその文字列を俳句だと認識するのか?​​​​​​​
講師:俳句同人誌「ねじまわし」発行人、俳人協会会員 大塚凱氏

12月24日

(仮)南京の一公立大学における日本語・日本文化の発信状況​​​​​​​
講師:元南京曉莊學院大學日本語講師 水出和明氏

1月21日

試験

                                        ※なお、講師と日程は変更される可能性があります。


2022年度秋学期人間環境セミナー「カーボン・ニュートラルを目指して」

開講日・時限:秋学期 水曜・6限(18:35~20:15)
教 室:G503教室
担当者:藤倉良、長谷川直哉 

授業の概要と目的(何を学ぶか)

2021年11月に開催された気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)では、2030年までに、2010年比で温室効果ガス排出量を45%することがが必要であることが決議されました。日本はこれに先立つ2021年5月に地球温暖化対策推進法を改正して、2050年までに脱炭素社会を達成することを明記し、さらに、COP26では2030年までに2013年比45%の削減という緩和目標をプレッジしました。本講義では日本が脱炭素社会達成に向けて各セクターがどのような取り組みが進められているかを各分野の専門家のお話から学習します。

到達目標

気候変動緩和策には特効薬はありません。脱炭素社会の達成に向けては、あらゆるセクターがそれぞれに対策を進めることが必要です。一方で、あらゆる政策にはコストが伴います。それぞれにはどのような課題があり、コストを如何に低減してゆくかということも考慮しなければいけません。本講義ではこうした多方面の取り組みと課題について総合的に理解することを目的としています。

日程
 
日程 講義内容・担当者名
9月21日

全体の説明

        9月28日

気候変動の国際交渉
講師:海外環境協力センター 加藤真氏

10月5日

世界と日本の取り組み:脱炭素、レジリエントでの持続可能な社会をどう創るか
講師:いであ(元環境省地球環境審議官) 森下哲氏

10月12日

カーボンニュートラルに向けた温室効果ガス削減の見通し
講師:国立環境研究所 金森有子氏

10月19日

ディマンドサイドからの環境取り組み-地球とつながる暮らし
講師:東京大学先端科学技術研究センター(元環境事務次官) 小林光氏

10月26日

エネルギー供給サイドからみたカーボンニュートラル達成の可能性
講師:日本エネルギー経済研究所 田上貴彦氏

11月9日 北九州市のグリーン成長に向けた取り組み
講師:北九州市環境局グリーン成長推進部 工藤里恵氏
11月16日

食料生産と気候変動緩和の一石二鳥 ~土壌は地球を救う!~
講師:農研機構 白戸康人氏

11月23日 水素社会の実装に向けたSPERA水素™技術を用いた取り組み
講師:千代田化工建設株式会社 林千瑛氏
11月30日

グリーンシフト!マネーの動向
講師:三菱UFJリサーチ&コンサルティング 吉高まり氏

12月7日

サステナブルな社会構築への貢献 ~廃棄物発電とメタネーション~
講師:日立造船株式会社 近藤守氏・泉屋宏一氏

12月14日

ENEOSグループにおける脱炭素の取組み​​​​​​​
講師:ENEOSホールディングス株式会社 千代宏和氏

12月21日

脱炭素社会の実現に向けた岩谷産業の取り組み
講師:岩谷産業株式会社 平野穣氏

1月11日

試験

                                        ※なお、講師と日程は変更される可能性があります。