2030年までの国際目標である「持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)」(以下SDGs)について、多様な分野で実現に向け取り組んでいる専門家の講義を本セミナーでは受ける。それらを通じ、SDGsについての理解を深めると同時に、各人が自身の関心分野を切り口に、将来の持続可能な社会の構想実現に寄与するための足がかりを得る。
本セミナーでは、SDGsに関わって実際の現場で活躍されている講師を招き、具体的な活動や努力、体験などの話を聴講する。各講師の知見やさまざまな経験に触れることによって、受講者のSDGsや現代社会における課題に対する意識や理解が深まることが期待される。
回 | 日付 | タイトル | 講師 |
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1 | 4月7日 | 〔開始に当たって〕「本セミナーの趣旨、内容、運営、単位等について」 「現在の社会構造とSDGsⅠ 日本の公益概念とNPOについて」 |
人間環境学部教員 |
2 | 4月14日 | 「現在の社会構造とSDGsⅡ 共同概念とSDGsについて」 |
中野 理 |
3 | 4月22日 | 「SDGsが達成された社会―5P(People)貧困課題とSDGs―」 |
岩附 由香 |
4 | 4月28日 | 「SDGsが達成された社会―5P(People)LGBT課題とSDGs―」 | 松中 権 (認定特定非営利活動法人グッド・エイジング・エールズ 代表) |
5 | 5月12日 | 「SDGsが達成された社会―5P(Planet)LGBT課題とSDGs―」 | 菅波 完(認定特定非営利活動法人高木仁三郎市民科学基金 事務局長) |
6 | 5月19日 | 「SDGsが達成された社会―5P(Planet)エコロジカルフットプリントとSDGs―」 | 山岸 尚之 (公益財団法人WWFジャパン 気候変動・エネルギーグループ長) |
7 | 5月26日 | 「SDGsが達成された社会―5P(Prosperity)障害者と働きがいとSDGs―」 | 富永 美保 (特定非営利活動法人サロンしんせい 事務局長) |
8 | 6月2日 | 「SDGsが達成された社会―5P(Prosperity)民間企業の社会的責任とSDGs―」 | 黒田 かをり (一般財団法人CSOネットワーク理事・事務局長/一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク代表理事) |
9 | 6月9日 | 「SDGsが達成された社会―5P(Peace)人権問題とSDGs―」 | 若林 秀樹 (認定特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC) 事務局長) |
10 | 6月16日 | 「SDGsが達成された社会―5P(Peace)市民社会(ソーシャルイノベーション)とSDGs―」 | 今田 克司 (認定特定非営利活動法人日本NPOセンター 常務理事/一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク業務執行理事) |
11 | 6月23日 | 「SDGsが達成された社会―5P(Partnership)協働とSDGs―」 | 星野 智子 (一般社団法人環境パートナーシップ会議 副代表理事) |
12 | 6月30日 | 「SDGsが達成された社会―5P(Partnership)エシカル消費とSDGs―」 | 古谷 由起子 (一般社団法人サスティナビリティ消費者会議 代表) |
13 | 7月7日 | ソーシャルアクションと協働 (ワールドカフェ形式による討論会) | 新田英理子 (一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク 地域連携アドバイザー) |
14 | 7月14日 | 全体のまとめ および 筆記試験実施(これまでの講義内容等から出題) | 人間環境学部教員 |
本講義は、地域の自然環境を最も実感しやすい物差し生物である“野鳥”をテーマとし、野鳥と人間活動や地域社会との共生と軋轢に関わる様々な様相を知り、自然と人・社会の望ましい関係について学びます。講師には公益財団法人日本野鳥の会等の専門家をお招きします。
以下の3点を目標とします。
①野鳥を取り巻く様々な問題や取り組みに関して知識を得、その要点を理解する。
②事例等を通して多角的な視点から自然と人・社会の関係を捉える。
③自然と人・社会との持続的な共生に向けて、今後の望ましい在り方について考えを深める。
回 | 日付 | タイトル | 講師 |
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1 |
9月26日 |
「ガイダンス」セミナーのねらいと進め方、各テーマの説明、日本野鳥の会や日本の野鳥の概要など本セミナー受講に当たっての基本的なこと | 人間環境学部教員 |
2 | 10月3日 |
「野鳥観察から始まる環境保護」 |
安西英明 |
3 | 10月10日 |
「なぜ野鳥が密猟されるのか」 |
大畑孝二 |
4 | 10月17日 | 「地域に根差したバードサンクチュアリ(野鳥の聖域)作り」 日本野鳥の会による日本初のサンクチュアリづくりから今日まで、環境学習の取り組み、地域の文化・社会との関わりなど |
大畑孝二 |
5 | 10月24日 | 「ツルと人間との共生」 北海道でのタンチョウ保護活動、九州・四国に飛来するマナヅル、ナベヅルの生態とその保全など |
伊藤加奈 |
6 | 11月7日 | 「コウノトリを育む地域社会」 兵庫県豊岡市におけるコウノトリを核とした地域づくりの取り組みとその課題など |
野口真麿子 |
7 | 11月14日 | 「人の英知で希少種の絶滅回避に挑む」 北海道のシマフクロウ、伊豆諸島のカンムリウミスズメとアカコッコなど、なぜ絶滅に瀕しどう保全するのか |
田尻浩伸 |
8 | 11月21日 | 「渡り鳥を守る国際的な取り組み」 水鳥と草原性の鳥をめぐる課題と取り組み、ラムサール条約・渡り鳥条約・フライウェイ等の国際的な取り組みなど |
大畑孝二 |
9 | 11月28日 | 「里山とオオタカ・サシバ」 里山の自然、オオタカの減少と回復、地域とオオタカとの共生など |
遠藤孝一 |
10 | 12月5日 | 「放射線による野鳥への影響」 原子力発電所の事故と鳥類・自然環境・地域社会への影響について |
山本裕 |
11 | 12月12日 | 「野鳥から見た自然再生エネルギー」 風力発電による野鳥への影響と取り組み、メガソーラー事業と野鳥、自然再生エネルギーの今後など |
浦達也 |
12 | 12月19日 | 「鳥インフルエンザと野鳥保護」 鳥インフルエンザとは何か、野鳥との関わり、私たちはどう対処すべきかなど |
金井裕 |
13 | 1月9日 | 「野鳥を守る仕組み」 鳥獣保護管理法・種の保存法・生物多様性基本法・環境アセスメントなどの日本における野鳥と関わる法制度の仕組みなど |
葉山政治 |
14 | 1月16日 | 試験 各回の講師が示したポイント等について筆記試験を実施 | 人間環境学部教員 |
テーマは「グローバル人材の就職」で、主として日本人留学生や外国人留学生などの就職を扱いますが、同時に、通常の採用や会社内におけるグローバル人材の育成や日本人社員の海外派遣とそれに伴う人材育成なども扱います。
講師をお引き受けいただいた会社等の名称、およびお話しいただく講義の概要は以下の通りです。講師の方々には多忙ななか無理を承知でお願いし、快諾していただきました。いずれ就職していく皆さんにとっては、留学経験のある、なしにかかわらず、大いに参考になる有益な話が聞けるものと思います。
本セミナーの内容は大きく分けると以下の3種類になります。第1は、通常の採用やグローバル人材の採用等に関する実態や方針など、第2はグローバル人材等の就職イベントを開催している人材サービス会社・団体の活動について、第3は海外日系企業の人材育成にともなう諸問題等について、それぞれの方々にお話ししていただきます。これらに加え、JICAの海外青年協力隊もグローバル人材育成のひとつのあり方と考え、その実態や帰国後の就職について話していただきます。あとは長谷川と長峰がセミナーの概要や就職の一般的なことについて補足的な話しをします。
回 | 月日 | タイトル | 講師 |
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1 | 9月22日 | セミナーの趣旨、大学生の就職状況 | 長峰登記夫、長谷川直哉 |
2 | 9月29日 | 人材サービス会社 | 株式会社ディスコ(DISCO) |
3 | 10月6日 | グローバル人材の就職状況(全体のおさらい) | 長峰登記夫 |
4 | 10月13日 | 各企業の概況 | AIG損害保険株式会社 |
5 | 10月20日 | 海外派遣と人材育成 | 白木三秀教授 (早稲田大学政経学部) |
6 | 10月27日 | 各企業の概況 | 三菱マテリアル株式会社 |
7 | 11月10日 | 各企業の概況 | 日本精工株式会社(NSK) |
8 | 11月17日 | 各企業の概況 | 株式会社ジェーソン |
9 | 11月24日 | 各企業の概況 | NTTコミュニケーションズ株式会社 |
10 | 12月1日 | 青年海外協力隊等とグローバル人材 | (独)国際協力機構(JICA) |
11 | 12月8日 | 各企業の概況 | 日本航空株式会社他 |
12 | 12月15日 | 留学生等の就職支援(自治体の取り組み) | グローバル人材育成センター埼玉(GGS) |
13 | 12月22日 | 留学生等の就職コンサルティング | (有)あうとりがー |
14 | 1月12日 | 全体のまとめ | 長峰登記夫、長谷川直哉 |