川崎市中原区役所地域振興課で、小杉周辺にある健康増進・生きがいづくりに寄与する物理的空間や地域の活動を調査する研修を行いました。
小杉は駅周辺にタワーマンションや商業施設が立ち並ぶ生活に便利な街でありますが、そのような環境の中で住民が楽しく体を動かしたり、人とのつながりを感じられたりする場を提供するにはどのような工夫が必要であるかということを常に考えながら調査しました。研修の最終日には「コスギプロジェクト推進会議」という場で、健康資源を有効活用するための提案を発表させていただきました。
10日間の研修の中で区職員の方のみならず、小杉に根差した活動をされている方々や個人で住民の健康維持・増進のために尽力してくださっている方等15人もの方々から貴重なお話を伺うことができました。現在進行形で開発が進む小杉でのまちづくり研修はとても有意義なものとなりました。(3年 高田笑那)
東京から約2時間の場所にある山梨県小菅村で6泊7日の山村づくり研修を行いました。今回の研修のお題は若者目線で若者に向けた観光戦略を考えること。役場職員の方に小菅村のむらづくりについてのお話を伺ったり、道の駅や雄滝など村内の観光資源を案内して頂いたりしてヒントを得た上で、2日間のワークショップで観光戦略を考えました。また、小永田神楽の準備から本番、片付けまでをお手伝いさせていただき、村の伝統にも触れました。
短い時間で観光戦略を考えることは簡単なことではありませんでしたが、小菅村の抱えている問題や数ある魅力と向き合いひたむきに活動できました。
今回の研修が終わってからも参加した学生が何度か小菅村を訪れていて、研修を通してできたつながりはこれからも続いていくと思います。(3年 藤井遥)
千葉県香取市佐原のNPO職員研修生として活動させていただきました。佐原地区の重要伝統的建造物群保存地区を活かしたまちづくりや全国的に有名な佐原の大祭、各商店の取り組みに関してヒアリングを行いました。また商店の奥様方から成る「佐原おかみさん会」主催のイベント準備や運営にも携わらせていただきました。研修を通して現地の方々の佐原への希望、シビックプライドを実感し感銘を受けると共に、佐原というまちに愛着をもつようになりました。
研修後も度々佐原に足を運び、NPO研修生として地域活動に携わらせていただいております。魅力的なまちに継続的な関わりをもつことができるきっかけとなる貴重な研修でした。(3年 秋葉弘樹)
人間環境学部で初めての海外開催キャリアチャレンジ 「環境ツーリズムインターンシップinハワイ」に参加させていただきました。このプログラムは、ハワイ独自の持続可能な環境ツーリズムを企画するという目的で、11日間ハワイで実地学習を行います。現地では、ハワイの自然に触れつつ、ハワイ大学での実習やハワイの歴史文化体験、地元の高校でのワークショップなど企画のヒントとなる体験をすることができました。環境ツーリズムの企画では、様々なメンバーのサポートを受けつつ、JALPAK Hawaiiの方に企画を提案させていただきました。
加えて、このキャリアチャレンジは、ハワイツーリズムを企画するだけのプログラムではなく、自分自身のことを真剣に考える良いきっかけになるプログラムであると思います。ハワイという環境で、その日1日の日々の課題やリフレクションを通じ、自分自身について考える経験は簡単にできることではありません。このような経験は他の実地学習プログラムにはないものだと思います。
実際に参加してみて、短い期間に様々な経験をする内容の濃いキャリアチャレンジであったと感じています。この経験を多くの人に体感してほしいと思います。海外ということで不安はあると思いますが、その点はHIKIのジョンさんをはじめ、多くの方がサポートしてくださるため、心配することはないです。最後にこのキャリアチャレンジに関わっていただいた全ての人に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。(3年・遠藤行浩)
私は今回、ハワイで11日間JALPAK Hawaii社の方々にご協力いただき、環境ツーリズムについて学ぶだけでなく、ハワイの歴史や文化に携わることができました。
環境ツーリズムにおいては「どのような旅行プログラムだったら参加したいか」をじっくり考え、お客様からの目線だけでなくJALPAK Hawaii社、ハワイに住んでいる方々など色々目線を自分たちで変えてみて、全ての方々にwin-winなプランをたてました。
ハワイの歴史や文化においては実際にハワイの伝統食材であるタロイモ畑に出向き、雑草を採りました。日本では体験できないことを経験し、大変でしたが楽しかったです。また、現地の高校生とゲームをやったのですが、言葉の壁を超えて通じ合うことができ、仲を深めることができました。
以上のことから、日本では体験できない素晴らしい日々をハワイで過ごすことができました。11日間、毎日が刺激的で私はこの経験を多くの方々に共有したいですし、ぜひ「環境ツーリズムインターンシップinハワイ」に参加してほしいです。
最後にこの場を借りて、この素晴らしいキャリアチャレンジを設けてくださった西城戸先生、ハワイの父であるYoshiさん、そして参加させてくれた私の両親に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。(2年・加藤珠緒)
環境ツーリズムの発表会
法政大学人間環境学部は、持続可能な社会のあり方を多様な学問領域から実践的に学んでいく学部です。生活クラブ生協協同組合は、数ある生活協同組合の中でも、食、エネルギー、福祉、労働などさまざまな領域において先駆的な活動を行っています。
このキャリアチャレンジでは、「サステイナブルな暮らし」に向けたさまざまな実践を行っている生活クラブ生協を通じて、非営利・協同セクターの現在を学ぶことを目的としています。
2019年2月から3月にかけて、首都圏の生活クラブ生協(東京 、神奈川、埼玉、千葉)で、協同組合の実践を学びました。4つの生活クラブ生協は、生活クラブ生協の運動理念は共通していますが、それぞれの単協の特徴もあります。参加者は、食・農・エネルギー・福祉などに関する生活クラブの実践を現場で学びました。4 つの生活クラブ生協で学んだ内容については、最終発表のファイルをご覧ください。
東京都町田市内の団地で行われた防災イベント「団地キャラバンin町田山崎団地」に、「(株)東京・森と市庭」の研修生という立場で参加しました。本プログラムの趣旨は、都市部に住む子どもたちに、木の魅力を肌で感じてもらうことです。そのために大学から約2時間の場所にある東京都奥多摩町の木材を使用した「木育」コーナーの企画・運営を行いました。材料を調達するために現地の森林に通い、自然の奥深さに身を置く経験によって、そこで得た知識や自分達の想いを企画に反映することができました。 どのようにして木の魅力を子どもたちに伝えるか。試行錯誤する過程は私たち自身に木の暖かさや楽しさを気づかせてくれました。木に感じた「ときめき」から、森と暮らしのつながりや木の魅力を学ぶことができたと思います。「ときめくことは学ぶこと」。これが今回のプログラムで体感したことです。また、座学での学びももちろん大事ですが、世の中に自分のアイディアを出すことはそれと同じくらい、もしくはそれ以上に重要だと感じたキャリアチャレンジでした。(3年 末永 建星、2年 佐藤 大))