石川県金沢市金石町を舞台に、金光ゼミ・高田A3ゼミ・高田A4ゼミの学生たちが地域の子どもたちと一緒に「自然とのふれあい」を楽しむイベントを企画しました。
地域の自然や暮らしに親しみながら、大学での学びを地域に還元するこの取り組みは、学生自身にとっても多くの発見と成長の機会となりました。
以下、その概要を紹介します。
本活動は、金沢市金石町を舞台に、小学生を対象とした野鳥観察体験を通して、自然への親しみを深め、環境への理解と関心を育むことを目的として実施しました。
また、大学生が子どもたちにとって身近な先輩として関わり、学ぶ姿勢や多様な価値観を共有することで、将来を思い描くきっかけを提供しました。
さらに、地域の魅力を再発見し、金石町への愛着を育むことを通して、将来的な地域活性化につなげることもねらいとしました。

イベントポスター
当日は、「金石町家(仮)」のアトリエを会場に、野鳥や生きものをテーマにしたクイズと自然素材を使ったアート制作を行いました。
はじめに、参加者と大学生が互いに自己紹介をしながら好きな生きものを語り合い、場を和ませた後、学生が作成した「生きものクイズ」で交流を深めました。
続いて、午前中に学生たちが健民海浜公園で採集した木の枝や葉、松ぼっくりなどの自然素材を使い、コルクボードやうちわを自由にデコレーションするアート体験を実施。子どもたちは学生と会話しながら創作を楽しみ、地域や学校の話題などを通じて、金石町の自然や人々の暮らしへの関心を広げました。
最後には、活動を振り返るアンケートを実施し、子どもたちの感想や気づきを共有しました。
↓ 事前準備の様子
 
                                             
                                            ↓ 当日の様子
 
                                             
                                             
                                            今回の活動を通して、私たちは地域や世代によって関心や価値観が異なることを実感し、地域の方々の協力があってこそ活動が成り立つことを学びました。小学生たちが次第に打ち解け、笑顔で交流する姿を見て、このイベントを企画してよかったと心から感じました。
企画から運営までを自分たちで行う中で、メンバー同士の意見をまとめ、限られた時間の中で形にしていく難しさもありましたが、その分、自主性や協働の大切さを体感しました。また、地域の大人の方々とのやり取りを通して、言葉遣いや礼儀など、社会に出てからも役立つ実践的な学びを得ることができました。
猛暑の影響で午前のプログラムを中止する判断をするなど、臨機応変な対応も求められましたが、参加者の安全を第一に考えた決断ができたことは大きな経験でした。今後は、広報の工夫や時期の見直しなど、今回の反省を生かしながら、より多くの子どもたちに参加してもらえるような企画づくりを目指していきます。
詳細な内容は、学生による報告書をご覧ください。
▶ 「金石とりっぷ大作戦」イベント報告書(PDF)