東日本大震災と人間環境学部

2019年度

東日本大震災と人間環境学部

1.とにかく考えてみよう

人間環境学部では、教職員と学生の共同企画として「とにかく考えてみよう」という企画を実施しています。エネルギー問題について、地域社会のあり方について、持続可能な社会の可能性について、ドキュメンタリー映画を見て、ともに議論しようという催しです。

第17回「とにかく考えてみよう」

「法政大学・人間環境学特別セミナー:ドキュメンタリー映画を見て、震災後の日本社会を考える」第17回(2020年1月11日)は、アメリカの若者たちがグアテマラの貧困地域で実際に1日1ドルで生活を行うことで、現地の人々の暮らしを文字通り体感するという、2013年のクリス・テンプル、ザック・イングラシー、シーン・レオナルド監督によるアメリカ映画『1日1ドルで生活』を上映しました。作品を通じて、貧困や格差とは何か、そして体験をするということはどういうことなのかという意味について考える機会としました。 

 本学部教員である竹本研史の司会のもと、映画の上映前に、導入として、本学部教員の武貞稔彦先生が、今回のテーマである「1日1ドル」で生活することの意味を皮切りに「貧困とは何か」について解説を行ないました。 

 映画の上映後、本学部教員のシャミック・チャクラボルティ先生による貧困の原因をめぐる詳細なレクチャーが行われ、最後にシャミック先生が、映画の最後でも問いかけられた「私たちに何ができるか?」という問いを提起しました。

 シャミック先生のこの問いかけに対して、参加した現役の人間環境学部生、卒業生を中心とした一般の方、そして教員がそれぞれが、様々なかたちの提案がなされるとともに、シャミック先生がそれらに対してさらに応答をしました。