人間環境学部について

学部の教育理念

人間環境学部について

人間環境学部の教育理念・目的

人間環境学部は、〈人間」と「環境」が調和・共存する持続可能な社会〉への貢献を教育理念として1999年に誕生した。本学部は、文系の総合政策学部であり、また現代教養学部として、社会科学・自然科学・人文科学を融合させた学際的なカリキュラムによる教育を展開し、2017年3月には卒業生が5,000人を超えた。このような学部の歴史をふまえ、2030年を視野に入れた長期構想「人間環境学部2030 ~For  Our  Sustainable  Future~」を2016年度に策定し、学部の3つの事業(教育・研究・社会貢献)に共通する核心的ミッションを以下のように定義した。

「人間環境学部は、〈モラルサイエンスへの自覚〉とともに、〈人間と環境の共存〉を基底的な価値としながら、〈人間と人間の共生〉にかかわる諸価値を含む統合的な持続可能性を、学際的かつ総合的な見地から、教育・研究・社会貢献の各事業を通して探究することにより、学部の社会的責任(Faculty  Social  Responsibility)を果たす。」

核心的ミッションに基づく本学部の教育上のミッションは、学際的かつ総合的なESD(Education  for  Sustainable  Development:持続可能な発展のための教育)により、まず第1に、〈サステイナブル・シチズンシップ〉(持続可能性にかかわる権利と責任を自覚し、あるべき社会の担い手にふさわしい人間性)を涵養することである。第2に、幅広い視野と、知性と感性が結びついた教養とともに、1つの専門性を有するT字型人材、あるいはメインとサブの複数の専門性を有するU字型人材を育成することである。そして第3に、ESDを基盤とする本学部独自のキャリア教育により、持続可能な社会への〈実践知〉を有するチェンジメーカーの素養を身につけた多様な人材を輩出することである。

本学部は、このような教育上のミッションを実現するために、〈人間と文明・文化に関する問題領域〉、〈科学・科学技術と社会に関する問題領域〉、〈市場経済に関する問題領域〉、〈グローバルなレベルにおける諸問題を包括的にとらえた領域〉、〈ローカルなレベルにおける諸問題を包括的にとらえた領域〉の5つとそれらの複合領域を、本学部の特性を活かした教育上の戦略的なフィールドとして、コース制に基づくカリキュラム体系に反映し、持続可能性に関する21世紀の多様な課題について学生が主体的に学ぶ教育環境を整備していく。その際、学部の黎明期からの伝統であるフィールド教育や社会と連携した教育を重視するとともに、法政大学のグローバル化戦略を体現した教育に取り組んでいく。さらに、一般学生に加え留学生や社会人学生など多様な属性の学生が集う学部のダイバーシティ化と、多層かつ多様なコミュニティの生成を促すことにより、〈開かれた学部〉づくりを推進していく。

本学部は、以上のような教育理念・目的に基づく実践を通して、「『持続可能な地球社会の構築』に貢献する」という法政大学のミッションの実現に向けたフロントランナーの役割を担っていく。

人間環境学部の教育目標

人間環境学部人間環境学科は、法政大学の3つのミッションの1つである「激動する21世紀の多様な課題を解決し、『持続可能な地球社会の構築』に貢献する」役割を、教育面において中心的に担うことが可能な教育課程の編制により、豊かな人間性と現代人にもとめられる教養を涵養しながら、学際的な専門性と実践課題に対する政策能力の獲得によって、以下に示すようなT字型さらにU字型の人材を育成する。 

  1. 「人間と環境の共存」、「人間と人間の共生」という理念を、持続可能な社会における中心的な価値規範として理解し、人類の軌跡や現代社会の諸課題についての幅広い知識・思考能力と豊かな感性をもとにして、持続可能な未来を展望できる教養を有する人材。 
  2. グローバルかつローカルに、政治・経済・社会・文化・サイエンス(科学及び科学技術)に関わる諸課題に対して、持続可能性の観点から考察し、適切な解決手段を構想し実行できる政策能力を有する人材。 
  3. 持続可能な社会の担い手としてのシチズンシップを身につけ、多様な価値観を尊重しながら、社会に貢献する協働のネットワークの形成に必要なコミュニケーション能力を有する人材。

人間環境学部の3つのポリシー