プログラム

RSP 社会人リフレッシュ・ステージ・プログラム

プログラム

100年先の子どもたちが笑顔でいられる持続可能な社会を共創しよう

ご挨拶 

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人間環境学部長 武貞 稔彦

 私たち人間環境学部が2019年度に開設した「社会人リフレッシュ・ステージ・プログラム(略称RSP)」は、学部創設(1999年)以来重ねてきた社会人教育の経験をもとに、新たに用意した学士取得プログラムです。さまざまなライフ・キャリアを歩んでこられた社会人のみなさんに、今まで以上に自由度の高い“新たな学び”の環境と、多様な入学経路の学生同士の“交流”の場を提供し、その成果が人生の「リフレッシュ・ステージ」になるように、との願いをこめてスタートしました。多くの社会人のみなさんが本プログラムを通して、より豊かな人生を歩んでいただくことを心から願っています。

社会人リフレッシュ・ステージ・プログラム

RSPの理念と目的

21世紀の文明のあり方を左右する「持続可能性(サステイナビリティ)」という言葉を手がかりとして、幅広い教養と専門性を身につけることができる「社会人の学び直し」の場を設定し、専門的かつ多様な学びを求める社会人を対象に、高い見識をもった職業人、人生の新たなステージを踏み出す人材、発想力豊かで深い考察力を持った自立した市民などを養成します。

RSPの特色

  1. 新分野へのチャレンジ
    社会人のみなさんのこれまでのキャリアを活かしつつ、次のステージへと踏み出すために必要な総合的な課題解決能力を涵養します。特に、本学部が力を入れる「誰一人取り残さない」を理念とするSDGsに関する学びを通して、何らかのかたちで社会にコミットする可能性を模索することができます。
  2.  新時代のニーズへの対応
    「人生100年時代」といわれる超長寿社会―「ライフ・シフト」の時代-の到来を見据えて、“マルチステージの人生”を実践するという社会的ニーズに対応したプログラムをめざしています。今までは、人生において「教育→しごと(or子育て)→引退」の順に、同世代が同じステージを一斉進行する時代だったといえますが、今後は、多くの人が自身の計画で転身を重ねることが可能で、複数のキャリアを経験できる“マルチステージの人生”の時代が到来します。これが「ライフ・シフト」であり、RSPは、自分と世界を再発見し、新たな技能や人脈、生きる力などを充実させようとしている方々に最適です。「リフレッシュ・ステージ」という名前の意図も、ここにあります。
  3. 多様なコミュニティ間の交流/共創の場の提供
    RSPでは、社会人どうしの交流はもちろんのこと、一般の学生と同じ教室で学ぶことにより、異なる世代との交流/共創活動の機会を提供します。本学部は、一般入試のほかにも、自己推薦入試、留学生入試、SCOPE(英語授業による学位コース)入試など、多様な入試経路による入学者が集まる点に特色があります。RSPに在籍する社会人のみなさんも、そのダイバーシティ(多様性)を豊かにしてくれる集団の一つです。多様なコミュニティ間の交流から生まれる「共創」の可能性を、私たちは大事にしたいと思っています。「学際的」な学びの成果を社会で実践するのに必要な資質として、専門分野を異にする人々どうし、また世代や文化が異なる人々どうしの「協働」、「共創」の能力が、今後いっそう求められます。RSPは、本学部の多彩な科目群を通して、そのような能力の開発を支援します。
RSPの特色

RSPが想定する社会人像

RSPは、22歳以上の社会人で、昼間時間帯に通学可能なことを条件として、主に次にあげるような方々を対象としています。

  1. 一定の年数の職業キャリアを経て、キャリアアップ、キャリアチェンジなどをめざしている方
  2. 家庭・地域・社会活動など、多様な人生経験を経て、今後のライフキャリアを模索している方
  3. 定年退職者や早期退職者、子育てなどを終えたアクティブ・シニアやアクティブ・ミドルの方
  4. 本学部の理念・カリキュラムに共感し、新たな学びを通して、社会に貢献しようとする意志のある方
  5. その他、プログラムの目的・趣旨に合致する方

RSPのカリキュラムの概要

個々の授業は多くを一般学生用の授業と共有しますが、幅広い年齢層や多様なキャリアを持つRSP生が自らの目的・問題意識にしたがって、自由かつ領域横断的に学べるカリキュラムが編成されています。

  1. 導入教育の仕組み
    「人間環境学への招待」などを含む「リテラシー科目」による導入教育があります。ここでは、学部教育の全体像を理解し、学部専門教育を修得するためのリテラシー能力を高めながら、自らの目的意識、問題意識に沿った専門的な学習の方向性を模索します。学部の専門教育と並行しながら、教養科目を履修することにより、幅広く深い教養および総合的な判断力を培い、より豊かな人生を送るための基礎を習得します。
  2. 専門教育課程の編成方針
    「持続可能性とは何か」という問いに対して、さまざまな学問領域を連関させながら考え、課題解決を模索するための専門科目が体系的に構成されています。そこでは、社会科学・人文科学・自然科学の科目群を組み合わせながら、学習することができます。
    社会連携探求科目(フィールドスタディ、人間環境セミナーなど)では、現場における課題やそれらに携わる人々、異文化に属する人々など多種多様なステークホルダー、コミュニティとともに学び、学際的なアプローチがさまざまな「現場」で必要であることを実感するはずです。現場体験で生まれる相互交流は、新たな価値を共創し新たな社会を構想するためのきっかけとなります。
    さらに、学部を越えてより自由に学習を行えるように、他学部の公開科目などを幅広く履修できる「自由科目」枠もあります。
RSPカリキュラムの概要

RSPカリキュラムの概要

5つの学びの領域

本学部の一般学生のカリキュラムには「コース制」がありますが、RSPでは、社会人学生の多様な学習目的を尊重し、自由度の高い科目選択を可能とするため、コース制は採用せず、5つの学びの領域を視野に入れながら、各自、オリジナルな履修計画をデザインします。

1.ローカル・サステイナビリティ領域

ローカルなフィールド体験をベースに、持続可能な地域社会に貢献する実践的な知と構想力を有する人材を育成します。地域の環境問題から都市・農山魚村の地域づくり全般まで、地球環境問題や再生可能エネルギーなど、ローカルとグローバルが重なるグローカルなテーマについて、最新のケースとともに、包括的に探究します。

2.グローバル・サステイナビリティ領域

国際社会の持続可能な発展に貢献する人材を育成します。激動する現代の国際社会の動向に関する学びと国際的なフィールド体験を通して、地球温暖化や途上国の問題、戦争と平和など、グローバル・サステイナビリティに関わる多様なテーマについて探究します。

3.サステイナブル経済・経営領域

持続可能な市場経済に貢献する人材を育成します。経済理論や企業経営に関する基礎知識を身につけながら、CSRやESGなど、責任ある市場経済への移行に向けた国際社会と国内の潮流について理解し、
生活者の消費行動やライフスタイルの転換、新たなビジネスモデルなどについて探究します。

4.人間文化領域

持続可能な社会に関する深い教養と感性を備えた人材を育成します。歴史、思想、倫理・哲学、人類学・民俗学、文学、芸術などの人文科学をベースとしながら、学際的な学びを通して、文明の軌跡と行方を洞察し、さらに、持続可能な社会を支える人間や文化のあり方といった根源的な問題を探求します。

5.環境サイエンス領域

サイエンスやテクノロジーを視野に入れながら、持続 可能な社会に貢献できる人材を育成します。自然科学の基礎教養を通してサイエンス・マインドを身につけながら、 社会科学や倫理学などの人文科学の知見も吸収し、科学・科学技術と政治・経済・社会の関係性について、現代の多様な持続可能性問題を通して具体的に探究します。
 

在学生・卒業生(社会人入学)の声

井上 のり子さん

海外留学や夫の転勤でイギリス、関西、中部、北越、関東で暮らしてゆく中で、現在、世界でも注視されている「環境問題」に興味を持ち、これまで英語教育に携わってきましたが、全く新しいフィールドである「環境」について学びたいと思い、人間環境学部に編入学いたしました。この学部は多様性に富んでおり多岐に渡る科目が用意されています。全く異なった科目から得た知識が、ある一つの問題とリンクする瞬間「学びの喜び」は頂点に達します。深い知識を持った教授陣や経験豊富な社会人学生の方々からはもちろん、エネルギッシュな一般学生の人たちからも日々刺激を受けながら充実した学生生活を送っています。

延吉 豊誠さん

私の入学の動機は、前職において、「大学で学ぶことの意義」を痛感したからです。大学で所定の単位を取得することは、小さなハードルの積み重ねだと思いますが、単位を取得する中で、自然と身に付いていく、文章力、リーガルマインド等は、社会で必要になる核の部分、かけがえのない財産だと思います。自身の社会人経験に、大学での学びを加えることで、私の個性は指数関数的に飛躍し、見える世界が広がったと実感しています。
また、一度社会に出てから学生に戻る決断をすることは、勇気がいることだと思います。しかし、目的を持って、大学生活を過ごすことで、自分の納得のいくキャリアを構築できます。「人生100年時代」といわれる社会で、年齢に関係なく、様々な人々がチャレンジできる環境は、持続可能な社会の構築に不可欠だと感じますが、人間環境学部には、社会人がチャレンジできる環境が整っています。
私にとって、人間環境学部で学んでいる時間は、人生の中で最も有意義な時間であり、楽しい学生生活であり、自分を大きく成長させることができる時間になった、と胸を張って言えます。もし、人生に迷いを感じたら、大学でキャリアを見つめ直すことを強く勧めます。

中神 多佳子さん

人間環境学部は、幅広い分野の学問を選択する事が可能な為、社会人として培った経験を活かし知識を深める事に加え、新たな視点を持ち、見識を高めることが出来る学部です。
また、ゼミやグループワークでの異なる経歴を持つ社会人学生や若い世代の方々との意見交換は、ジェンダーや地球環境などの人間を取り巻く社会に対する多様な価値観の認識に繋がり、それが自己理解、発見に結びついていると感じます。
人生100年時代と言われる現代において、この法政大学での学びや出会った方々との交流が、これからのより豊かな人生を構築する上での指針になると思っています。

坂本 理恵さん

私は働きながら大学に通っています。最初は「仕事と学業をきちんと両立できるのか?」がとても心配でしたし、周りにも驚かれました。けれども入学してみるとそんな不安は吹き飛んでしまうくらい人間環境学部のカリキュラムが充実していて楽しかったです。生活と学び、仕事と学びを無理なく融合させる工夫が両立のコツだと思います。たまにくじける日もありますが、楽しみながら学んでいると応援してくれる人が増えて、職場でもより良い相乗効果をもたらせます。新たな知識やスキルの習得は、頭打ちになっていた業務を飛躍的に改善させることができたので、「いまさら」と自分で自分を諦めずに、新鮮な気持ちでチャレンジして良かったです。

孫 俊杰さん

人間環境学部では、サステナブル社会にまつわる様々なことを文系と理系両方の視点から総合的に学ぶことができます。幅広い分野から自分の興味や関心のある科目を選んで自由に履修プランを立てられることは私にとっての最大の魅力です。また、第一線で活躍されている専門家の方々による人間環境セミナーも非常に興味深かったです。そして、現役大学生はもちろん、実務経験豊富な先生方や様々な経歴を持つ社会人の諸先輩方とも交流ができて、議論を通じて世界観を広げてこれからの時代を生き抜くためにどうあるべきかを深く考えさせられました。ここで得た知見や考える力は必ず今後の人生に役に立つと思います。

釜萢 裕美さん

社会人リフレッシュ・ステージ・プログラム(略称RSP)では、自由に自分の関心のある疑問や課題を追求することができ、社会人学生同士や現役の学生と議論する学びの場は、新たな気付きを与えてくれます。
教授方に家庭環境を理解いただく中、社会人学生と互いに励まし合い、子育てと学業を両立して進級することができました。
学部のモットーであり、母としてのモットーでもある“百年先も子ども達の笑顔があふれる社会をみんなで創っていく”そのためには、日々の生活にアンテナを張り、地域や社会で自分ができることを探求し、心が温まるコミュニティづくりに取り組んでいきたいです。
 

山下 聡さん

人間環境学部にはフィールドスタディという特徴ある授業があります。「オランダ・ドイツ国際法の現場を知る」に参加し、若い学生たちと一緒の部屋で国際平和について意見交換をしました。社会人同士で学年を超えての結びつきもでき心強いですし、また18~23歳の学生、留学生、学部を超えた学生と交流範囲を広げることは楽しいことです。法政大学はすべての人達に開かれた大学であり、さらに人間環境学部は自由に履修科目を選ぶことができ、興味のある講義も選択できますので自分スタイルで受講してみてください。そして法政大学人間環境学部でご自身の新たなる未来、夢や希望の新しい1ページをぜひ開いてみてください。

Q&A

Q.受験前に人間環境学部のことを知る機会はありますか?
A.夏期のオープンキャンパスがあり、また学部窓口のほか、ボアソナード・タワー1階の入学センターなどでも相談を受けることができます。

Q.受験前に試しに何か科目を履修することはできますか?
A.科目等履修生として、RSPの科目群のうち、興味がある科目を一つ学ぶことをお勧めします。その後、入学した場合は、手続後に修得単位の認定手続きを行うことにより、卒業所要単位に組み込むことができます。 

Q.2年次、3年次の編入学は可能ですか?
A.はい、可能です。1年次のみならず、2年次または3年次へのRSP編入学者も募集しています。

Q.編入学する場合、注意することはありますか?
A.入学後、単位認定を行います。単位認定はそれまでに他校で修得した科目等を本学部での単位として認定するものです。単位認定の上限があり、また、個人によって認定数には差が生じますので、予定どおり卒業できるように、無理のない入学年次(2年次または3年次)を選択することが重要です。なお、1年次入学であっても、他校での既修単位があれば、上限までは単位認定が可能です。

Q.どの年代の方が学んでいますか?
A.20代から60代までの方が学んでいます。 

Q.奨学金制度はありますか?
A.社会人学生を対象とした制度、成績優秀者を対象とした制度などがあります。

Q.平日の夜と週末の授業だけで卒業できますか?
A.RSPは、昼間に通える方が対象です。平日の夜や土曜日にも一部の授業が開催されていますが、それだけで卒業単位を取得することはできません。

Q.学習や学生生活などについて相談を受けることはできますか?
A.教員が担当する「社会人コンシェルジュ」、学生が担当する「RSPピアサポーター」からアドバイスを受けることができます。また個別の科目については、担当教員によるオフィスアワーで質問などを受けつけます。さらに、ゼミナールに所属すれば、指導教員が様々な相談に応じます。

Q.一般学生と同じゼミナール(研究会)に所属することは可能ですか?
A.可能です。2年次から履修することができます。また、主に社会人学生を対象としたRSP用ゼミナールも開講しています。

Q.人間環境学部が開設する授業以外に、他学部の授業もとれますか?
A.「(他学部)公開科目」や、学部を問わず履修できる特定テーマに関するサティフィケート・プログラム(アーバンデザイン、ダイバーシティ、SDGs等)、英語による全学共通科目である「グローバルオープン科目」などが履修可能です。ただし、履修できる単位数の上限があります。

Q.学生同士の交流はありますか?
A.ゼミや講義、フィールドスタディなどを通して、RSP生同士、および一般の学生との交流があります。さらに、学内のさまざまな課外活動に参加することもできます。

Q.研究成果を「卒業論文」としてまとめることは可能ですか?
A. 選択科目として、4年次に卒業論文(研究会修了論文、プログラム修了論文)に登録し、執筆することができます。

Q.RSP学生と、学部の一般学生とで、学位が異なりますか?
A.同じ「学士(人間環境学)」です。

Q.卒業後も、学習や研究を続けたい場合はどうすればよいでしょうか?
A.本学の大学院公共政策研究科(サステイナビリティ学専攻)の修士課程に進学するという道があります。また、上記の研究科に併設されている「SDGsプラス履修証明プログラム」に進学し、1年間、大学院の授業を受けることもできます。

RSP入試の概要

入試に関する詳細は入試要項をご確認ください。
 入試要項 

  ※総合型選抜 自己推薦・公募推薦・社会人入試→「人間環境学部 社会人リフレッシュ・ステージ・プログラム入試(RSP入試)」参照

 ※社会人編入学試験 人間環境学部 社会人リフレッシュ・ステージ・プログラム入試(RSP入試)(2・3年次編入)参照

RSP入試についての個別相談

オープンキャンパスにて学部について説明します。ぜひ、ご参加ください。
オープンキャンパスについては以下をご覧ください。
その他、お問い合わせにつきましては、人間環境学部担当(03-3264-9327)までご連絡ください。

社会人奨学金(RSP生向けの奨学金)

人間環境学部に入学された社会人学生に対して、学部独自の奨学金制度を設置しています。
給付に関する申請等は、6月~7月頃に対象者へWeb掲示板等で募集要項を公開します。

対象 給付年額 備考
人間環境学部に次の入学経路を経て入学(編入学を含む)した社会人学生のうち、学業成績が優れ、教育上経済的援助が必要な者 授業料の半額 ただし、以下に該当する場合は出願できません。
(1)日本学生支援機構奨学生、その他本学を通して採用される奨学生となっている者
(2)当該年度に休学期間のある者
(3)当該年度留年の者

<注意事項>

  • 原則として、法政大学独自の奨学金に採用された場合は、同年度内に他の法政大学独自の奨学金との併給はできません。ただし、各学部独自の奨学金や奨励を目的とした奨励金など、併給が可能なものもあります。詳しくは各キャンパス奨学金担当窓口へお問い合わせください。
  • 採用者は採用年度に学籍異動(休学・退学・停学等)が発生した場合は給付された奨学金を大学に返金していただくことがあります。
  • 外国人留学生には申請できない奨学金もあります。外国人留学生の方はグローバル教育センターにお問い合わせください。
RSP関係奨学金概要