この研究会では「地域の経済」を様々な視点から考えます。日常生活の中にある身近なことを出発点とし、課題を見つけ、それを広い視野から議論していきます。
大切にしていること
・どんな小さなことでも、自分自身の問題意識や好奇心にもとづいた「問い」を立てる。
・その「問い」をから新しい世界を知る。時には実際にそれを確かめるために、現場に行き、経験する。
・その「発見」、「違和感」、「経験」を自分以外の誰かに伝え、一緒に考える。
・侃侃諤諤(かんかんがくがく)、伸び伸びとした「共考」の場をつくり出す。
Step1(春学期前半) :「地域の経済」に関する文献の精読とグループ報告
Step2(春学期後半) : 文献講読などをもとに、グループごとに「問い」を立て、調査計画を作成
Step3(夏休み) :フィールドワーク
Step4(秋学期前半) :グループごとの調査報告
Step5(秋学期後半) :個人テーマの決定と調査計画の作成
2019年
・大学生の食生活の実態と課題
・変化するハンバーガー業界
・食が生む地域ネットワーク
・写楽 ―日本酒を通した地域経済活性化
・日本酒を中心とした地域活性化の構造化と提案
2020年
・キャッシュレスと地域経済
・観光業の現状―コロナの影響
・廃校利用による地方創生の可能性と、ビジネスモデルの提案
・地域と「食力」
・食×コロナ
Q1.湯澤ゼミを選んだ理由は?
・「食」や「食べること」、食品ロスなどの社会問題に興味があったから。
・研究の自由度がとても高いから。
・地域経済について学びたかったから。
・オープンゼミの時に先輩の雰囲気がとてもよく、楽しそうだったから。
Q2.このゼミの良さ。他のゼミとの違いは?
・自由度が高く、あまり縛りがないため、自分のテーマを見つけ、行動できる。
・自分の好きなものを追究できる。
・アットホームな雰囲気の中で、自分の興味あるテーマを伸び伸びと研究できる。
・2年生でも「こんなゼミにしたい」とアイディアを出してゼミをつくっていく裁量がある。
・優しい先輩が多い。
・個人研究、共同研究はもちろん、ミニフィールドワークができるのが魅力。
・自分の好きなことをとことん突き詰められる。
グループ研究の成果をまとめ、ゼミマガジンを作っています。
・湯澤規子『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか―人糞地理学ことはじめ』ちくま新書、2020年
・湯澤規子『7袋のポテトチップス―食べるを語る、胃袋の戦後史』晶文社、2019年
・湯澤規子『胃袋の近代―食と人びとの日常史』名古屋大学出版会、2018年
・湯澤規子『在来産業と家族の地域史―ライフヒストリーからみた小規模家族経営と結城紬生産』古今書院、2009年