か行

梶ゼミ

か行
ゼミテーマ
  • 文化的景観とエコツーリズム
担当教員
  • 梶 裕史

ゼミ概要

テーマは「文化的景観とエコツーリズム」です。文化的景観は「自然と人間の共同作品」といえるような、エコな暮らしぶりが表れた景観を評価する新しい考え方で、見た目より中身(伝統的な生業・生活文化の、自然との共生関係など) を重視します。 この「文化的景観」という素材を持続的な地域づくりに活かす手法の代表が日本型の「エコツーリズム」です。ゼミ生は各自が関心を持つフィールドや具体的テーマを選んで現地調査を行い、教室での個別発表を通じて成果を共有し合います。新参加者向けに、沖縄県八重山諸島ゼミ合宿(Aゼミ必修、Bゼミ任意参加)も行なっています。

ゼミ詳細

  • ゼミ生の基礎教養となる授業は、文化的景観や関連事項(「五感」「無形文化」とエコロジー)について話す、梶の「環境表象論ⅠⅡ」です(ゼミ生必修)。
  • ゼミ(金曜4限B、5限A)後の6限にサブゼミがあります。春学期は主として沖縄ゼミ合宿事前学習用、秋学期は自主ゼミ形式です。
  • 教員とゼミ生相互、そしてゼミ生同士の交流・親睦を深める機会として、ABゼミ隔週で、ゼミ後(金曜夜)に安価な懇親会を開いています(任意参加)。
  • ゼミ合宿@竹富島2013年

  • ゼミ合宿@竹富島2010年

ゼミ生より

個人研究テーマは多彩♪

 総合テーマに関わる具体的テーマは、とても幅広くて、自分の研究とつながりを見つける意識で、ゼミ仲間の発表を聴くと“有機的に視野が広がっていく手応え”   (←先生がよく使う表現)があります。ここ2年で発表されたテーマ(前年度の学年末論文がベース)を、ざっとあげてみるだけで次のような感じです。

  • 歴史的なまちなみ保存をささえる「無形」要素(地域住民に共有されるセンス・オブ・プレイスを探る)
  • 共生の生活文化を活かした自然保護(「五感」を活かした生業・生活の技、生きる知恵、自然への信仰心、またそれらをベースにした新たな取組みなど)
  • 日本人の「旅」の文化と自然環境との関わり(海・山に関わる信仰、樹木、動物、温泉 etc.)
  • その場所に関わる文学・芸術作品、伝説・昔話、映像作品等(=目に見えない無形文化)を活かしたエコな地域づくり:フィルムツーリズム、アニメツーリズム、アートによる地域づくり など
  • 伝統的な食文化関連(キーワード例:スローフード、6次産品、グリーンツーリズムなど)
  • 感覚環境のまちづくり、人間形成(灯りと闇、「音風景」「かおり風景」など)

梶先生はよく「バラバラの知識では無意味。(いろいろ学んだことが)自分のなかで一つにつながることが、この学部ならではの収穫であり、生きた“教養”だ」と言います。ゼミ生個々の研究は、先生の「好きこそものの上手なれ!」の勧めによって、それぞれの持ち味を活かして行われるので、どれも新鮮です。いいかえると、このゼミは個性派集団で、各自が総合テーマに沿って好きなことを個人研究するのですが、それでいて底には共通性がある面白さがあります。

(A4年男子)

自主的な「一人旅」の意義

学部にはフィールドスタディという現地実習授業があり、梶先生も参加を勧めていますが、そのFSで先生方が組むしっかりしたプログラムには遠く及ばないとしても、現地でのヒアリングが必修とされる「一人旅」(共同訪問も可)を企画して実行してみる体験は大変貴重です♪ 自分で現地の活動団体に(初対面で)連絡したりするのが正直、億劫だったり(笑)、勇気が必要だったりで、下手で効率はよくないですが、すべて自分で組み立てるわけですから。 個人で訪ねると、若者は現地で歓迎されるというか、非常に親切にしてもらえることも多いですよ☆

(B4年女子)

「人づきあい」の大切さが学べる

先生とゼミ生、ゼミ生相互の親交を深められるのはこのゼミの特長だと思います。先生によれば、各自が自分の好きなことを研究しているだけでは「コミュニティー」にほど遠く、それで工夫の一つとしてゼミ後の夜に懇親会を常設しているといいます。参加は自由ですが、サブゼミも含めて、一生の人間関係が築けるような交流ができます。先生はゼミでは茶目っ気が多く、気持が若々しく飾り気がないので、大学教授とは思えない(笑)親近感をもってつきあえます。人づきあいを大切にした心がけのささやかな実践は、社会に出て企業で働くときも「即戦力」として通用することが多いと、時々遊びにきてくれるOB・OGも助言してくれますね。

(A3年男子)