春学期はCSRなどに関する文献や論文を輪読し、学内の懸賞論文に応募するための論文執筆能力とディベート力を涵養します。秋学期は複数のチームを編成し日経新聞主催の日経ストックリーグに参加します。
このゼミでは、①経済メカニズムの中心的役割を担う企業活動や企業の社会的責任について関心を持ち、サスティナブル社会における理想の企業とは何かを追求してみたい人②社会に通用する人間力=[意欲×能力×コミュニケーション力×人柄×健康]を養成したい人を歓迎します。
私たち長谷川ゼミは学び(研究活動)と遊び(文化・体育活動)のメリハリをつけ、両立させることを重要視して活動しています。
まず、長谷川ゼミの「学び」は、積小為大をモットーに、手間暇を惜しまず、妥協は一切許しません。年間を通しての主要な活動としては、2,3年次共通で「日経STOCKリーグ」(日本経済新聞社主催)に参加しています。日経STOCKリーグとは、中・高・大学生が投資に関するレポートの出来を競うコンテストです。レポートには、学生各々の問題意識を背景に設定したテーマに沿って、投資先となる企業を選定する過程が記されています。ゼミメンバーの中で2・3年生5名ほどがチームを組み、レポートテーマに関する議論や原稿の執筆、CSR 情報・財務データの分析はもちろんのこと、企業へのアンケート調査やヒアリング調査(企業訪問)を実施して、レポートを練り上げています。ゼミ生が自主的に集まる「サブゼミ」も週に複数回実施し、ゼミでの発表の準備を中心に隙間の時間を有効に活用するよう意識しています。
当ゼミはゼミ設立初年度から毎年このコンテストに入選しており、第14回(2013年)は1,484もの参加チーム(入選率3.4%)の中、参加した5チームすべてが入選を果した上に、幸いにも最優秀賞と金融大臣賞にまで選んでいただきました。
3年次には日経STOCKリーグで培った知識や経験を生かして法政大学懸賞論文に応募します。4年次には卒業論文を執筆します。自身の就職する企業・業界や4年間の学生生活で蓄積したものを題材に執筆します。テーマは幅広く、4年間の学生生活の集大成となります。
「遊び」の部分も長谷川ゼミは充実しています。
忘新年会、歓送迎会はもちろんのこと、ゼミ生の誕生日祝い、六大学野球やアイスホッケーの試合を応援に行くなど、内容は多岐にわたります。プライベートでもゼミ生が交流を図ることは、研究活動を活性化させ、相乗効果を生み出します。夏休み中の合宿は、ゼミ生が一堂に会す貴重な機会なので、研究の進捗状況を報告し、意見や感想を募ります。
以上のように学びも遊びも内容に富んでおり、ゼミでの活動が生活の大半を占めるといっても過言ではありません。机に向かう時間ばかりでは大変ですが、それ以外の時間の楽しさが大変さを打ち消してくれますし、何があってもゼミ生で協力して乗り切れるような環境が長谷川ゼミには出来上がっています。