人間環境セミナー

2019年度 春学期・秋学期 人間環境セミナー

人間環境セミナー

2019年度春学期人間環境セミナー 「現場からみるSDGs(持続可能な開発目標)」

  • 開講日・時限:春学期 土曜日・3時限
  • 教 室:S205教室
  • 担当者:武貞稔彦  長谷川直哉 (小島聡)

授業の概要と目的(何を学ぶか)

2030年までの国際目標である「持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)」(以下SDGs)について、多様な分野で実現に向け取り組んでいる専門家の講義を本セミナーでは受ける。それらを通じ、SDGsについての理解を深めると同時に、各人が自身の関心分野を切り口に、将来の持続可能な社会の構想実現に寄与するための足がかりを得る。

授業の進め方と方法

本セミナーでは、SDGsに関わって実際の現場で活躍されている講師を招き、具体的な活動や努力、体験などの話を聴講する。各講師の知見やさまざまな経験に触れることによって、受講者のSDGsや現代社会における課題に対する意識や理解が深まることが期待される。なお、成績評価、注意事項等については、シラバスをよく読んでおくこと。

2018年度は「市民社会」をキーワードに構成しました。2019年度は、「(日常の)仕事の現場からみたSDGs」という主題で、援助機関や自治体など公的セクターで働く講師陣、企業という民間セクターで働く講師陣をお迎えします。

日付 タイトル 講師
 1

4月13日

〔開始に当たって〕担当教員より「本セミナーの趣旨、内容、運営、単位等について」総論Ⅰ 「社会」と「開発」と「持続可能性」

人間環境学部教員

 2

4月20日

「SDGsで創る我々の未来」

紺屋 健一(前・JICA企画部SDGs室長(現・政策研究大学院大学参与))

 3

4月27日

「開発無くして平和なし、平和無くして開発無し:SDGs16実現に向けたJICAの取り組み(仮題)」

志賀 裕朗(JICA研究所主任研究員)

 4

5月11日

「東・東南アジアにおけるSDGs実現とJICAの取り組み」

竹原 成悦(JICA人事部参事役(前・東南アジア第二課長))

 5

5月18日

「インドと国際契約監理」

市口 知英(JICA総務部総務課長)

 6

5月25日

「途上国のSDGs達成に貢献するための日本企業とJICA事業の連携」

小西 伸幸(JICA民間連携事業部次長)

 7

6月  1日

「企業の現場からみたSDGs 1」(仮題)

 糠塚 琴美(三井住友信託銀行)

 8

6月  8日

「企業の現場からみたSDGs 2」(仮題)

 石川 淳哉(株式会社ドリームデザインCEO (SOCIAL GOOD PRODUCER))

 9

6月15日

「企業の現場からみたSDGs 3」(仮題)

 片山 郁夫(損害保険ジャパン日本興亜元理事) 

 10

6月22日

「自治体の現場からみたSDGs 1」(仮題)

 自治体関係者(現在調整中)
 11

6月29日

「多文化共生社会と自治体 ~大泉町の挑戦~」

村山俊明(大泉町町長) 

 12

7月  6日

「自治体の現場からみたSDGs 3」(仮題)

関哲也(高知県大川村役場 むらづくり推進課 主事)

 13 7月13日 総論Ⅱ 「現代の課題」と「未来の姿」  
 14

7月20日

全体のまとめ および 筆記試験実施(これまでの講義内容等から出題)

 人間環境学部教員

2019年度秋学期 人間環境セミナー「サステイナブルな社会と生活協同組合の実践」

  • 開講日・時限:秋学期 水曜・6限
  • 教 室:G503教室
  • 担当者:西城戸誠、竹本研史

授業の概要と目的

本講義では、数ある生活協同組合の中でも、さまざまな領域において先駆的な活動を行っている生活クラブ生協の実践を紹介し、「サステイナブルな社会」へ向けた生活協同組合の実践と、非営利・協同セクターの現在と可能性について学ぶことを目的としている。

到達目標

生活クラブ生協による「食」「福祉」「エネルギー」「労働」「政治」に関するさまざまな実践、東日本大震災における活動を具体的に理解し、サステイナブルな暮らしや社会を、講義参加者の日常との接点を考えながら、構想することができること。

日付  タイトル 講師
 1

9月25日

ガイダンス・生活クラブの概要と主な活動の紹介

村上 彰一(生活クラブ東京・専務理事)

 2 10月2日

消費材と共同購入①

増田 和美(生活クラブ東京・副理事長)

 3 10月9日

都市農業と三富協同村の取り組み

重盛 智(生活クラブ埼玉・専務理事)

 4 10月16日

NON-GMO運動の取り組み

並木 道代(生活クラブ千葉・副理事長)、
中井 孝子(生活クラブ・組織部組織企画課)

 5 10月23日

消費材と共同購入②

大久保 明美(生活クラブ神奈川・副理事長)

 6 10月30日

福祉活動の取り組み①(エッコロ制度)

秋葉 由美子(生活クラブ埼玉・理事)(予定)

 7 11月6日

福祉活動の取り組み②(参加型福祉など)

君島 周子(生活クラブ神奈川・副理事長)

 8 11月13日

コミュニティ・防災・減災の取組みと居場所づくり

福住 洋美(生活クラブ千葉・副理事長)
片桐 浩章(生活クラブ千葉・専務理事)

 9 11月20日

エネルギー①(省エネ活動の取組みなど)

田中 のり子(生活クラブ東京・副理事長)

 10 11月27日

エネルギー②(電気の共同購入・エネルギー政策

桜井 薫(生活クラブ神奈川・副理事長)

 11 12月4日

ワーカーズ・コレクティブで働くということ

清水 悦子、安藤 美紀子(埼玉W.Co連合会)

 12 12月11日

生活クラブで働くということ

山崎 倫一(生活クラブ千葉・組織部長)、
柴山 聡太(生活クラブ千葉・福祉・たすけあい事業部 福祉事業推進課 課長)

 13 12月18日

東日本大震災復興支援の取組みと原発事故による放射能問題への対応

赤坂 禎博(生活クラブ東京・住宅事業室長)

 14 1月8日

生活クラブと政治

藤田 ほのみ(生活クラブ神奈川・理事長)

2019年度秋学期 人間環境セミナー「離島講座」

  • 開講日・時限:秋学期 土曜・3限
  • 教 室:S205教室
  • 担当者:永野秀雄、武貞稔彦

授業の概要と目的(何を学ぶか)

本セミナーは、公益財団法人・日本離島センターにお願いして開催するわが国で唯一の総合的な離島講座である。わが国の離島について、各専門分野の講師をお招きして、その地理、自然、生活、文化、環境、産業等について多面的に学習する。離島に興味のある方、行ってみたい方、住んでみたい方等、多くの方に受講してもらいたい。

到達目標

学生諸君が、専門分野の講師の話を聞き、離島に関する様々な側面について理解を深めること。

 回  月日  タイトル  講師
 1

9月21日

離島概論①-離島とは何か

三木剛志(日本離島センター課長)

 2

9月28日

離島各論①-離島の自治

大山辰夫(鹿児島県三島村村長)

 3

10月5日

離島概論②-離島振興政策入門

小澤卓(日本離島センター係長)

 4

10月12日

離島概論③-島づくりは人づくり

水昭仁(日本離島センター課長)

 5

10月19日

離島各論②-環境(海ごみ)

小島あずさ(一般社団法人JEAN理事)

 6

10月26日

離島各論③-環境(離島の生物多様性)

 湯本貴和(京都大学霊長類研究所所長)

 7

11月9日

離島各論④-経済(漁業)

 鳥居享司(鹿児島大学水産学部准教授)

 8

11月16日

離島各論⑤-地域づくり(隠岐学・ジオと地域づくり)

 野辺一寛(隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会事務局長)

 9

11月23日

離島各論⑥-経済(観光)

 古賀学(松蔭大学観光メディア文化学部教授)

 10

11月30日

離島各論⑦-文化(離島の精神文化)

 土屋久兼(共立女子大学・順天堂大学講師)

 11

12月7日

離島各論⑧-文化(島の文化と島づくり)

 小川ひかり(合同会社とびしまコンシェルジュ)

 12

12月14日

離島概論④-海洋島嶼論

 山田吉彦(東海大学海洋学部教授)

 13

12月21日

離島各論⑨-地域づくり(域学連携)

 前田剛(長崎県対馬市役所主任)

 14

1月11日

まとめ・試験