2023年度実施フィールドスタディコース

津軽とつながる、津軽をつなげる―アフターコロナの奥津軽FS

2023年度実施フィールドスタディコース

概要

実施時期:2024年2月15日~18日
実施場所:青森県五所川原市、板柳町、中泊町、つがる市
協力機関:企業組合でる・そーれ、板柳ふるさとセンター、あおもり五所川原グリーンツーリズム協議会など
参加者:学生13名、教員2名

学習目的

・「食」を中心とした六次産業化、コミュニティカフェによるまちづくりを学ぶ
・コロナ禍において、観光地としてどのような対応を行ったのか、現地で学ぶ

  • FSのスタートはいつもここ。五所川原市の立佞武多館。

  • 立佞武多の制作を手伝いました。

  • 日本最北端の私鉄・津軽鉄道の冬の風物詩は、列車の中で石炭ストーブを焚く ストーブ列車です。

  • 中泊町の農家佐藤イネ子さんはビニールハウスで真冬でも野菜作りに取り組ん でいらっしゃいます。農家民泊体験をさせていただいた五所川原グリーンツーリ ズム協議会の皆さんといっしょにお話を聞きました。

  • 五所川原駅前のコミュニティカフェ「でる・そーれ」で、まちづくりにおいて 人と人との「つながり」がいかに重要であるかを学ぶ。

  • 青森県の中でもとくに美味しいリンゴの名産地として有名な板柳町のふるさと センターで、地元の方の指導を受けながらリンゴの汁を使った草木染めに挑戦。

  • 津軽地方のランドマーク岩木山がリンゴ畑の向こうにいつも美しい姿を見せて くれます。

  • つがる市地球村で「奥津軽に暮らすことの強みと弱み」をテーマにワークショッ プをおこない、FSのなかで考えたことをグループで発表しました。

  • 古民家を改造したレストラン「風丸」で、地方移住してきたスタッフの方たち と一緒に準備した津軽料理づくしのお弁当をいただきました。

参加者の声

私は「机の上で学びを閉じることなく、自分が体験すること」に重きを置いている。自分が体験することによって、新たな視点が得られたり、「違和感」を体験できたりするからである。そしてその体験によって得られる最も重要な収穫は、抽象的な事柄について聞いた際に、具体的な個人が思い浮かぶということである。例えば、地域おこし協力隊と聞けば、このFSで出会った宮田さんが思い浮かび、コミュニティ・カフェと聞けば、でる・そーれが思い浮かぶ。また、以前は「青森県」と見聞きした際に進学で青森に住んでいる友人のことを思い出していたが、FSを終えた今では彼らに加え、今回関わっていただいた皆様のことを思い出す日々である。スーパーで青森県産のりんごを見た際にも想起される。これは、自らが足を運ばなければ得られなかった感覚であり、私の心の一部を青森に置いてくることができた、という証であろう。
(2年女子)