フィールドスタディ(現地学習)は、キャンパスを出て現地に身を置き、私たちが置かれている社会環境や自然環境を肌で感じ、さまざまな体験を通して自らの問題意識を高めようという目的で設けられている科目です。自然保護、まちづくり、農業、地域福祉、文化、国際協力、エネルギーなど多様なコースを実施しています。五感を駆使して学ぶ経験は、将来にわたり皆さんにとって有意義なものとなるでしょう。
テーマ | 実施場所 |
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長野県飯田市、妻籠ほか |
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埼玉県三郷市 |
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山梨県小菅村、日野市、川崎市 |
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富士山周辺・伊豆半島 |
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草津、嬬恋村、浅間山 |
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新潟県上越市吉川区 |
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国立科学博物館(東京)他 |
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青森県鰺ヶ沢町、五所川原市 |
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福岡県北九州市 |
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東京都内 |
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東京港区、石川県金沢市 |
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静岡県掛川市・浜松市 |
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宮城県石巻市 |
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中国 |
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カンボジア |
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青森県五所川原市、つがる市 |
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ドイツ |
中国黄河流域・黄土高原の砂漠化問題、人口食糧問題、農村生活環境などを現地で身をもって考えるとともに、緑化関連作業を通じて、僅かですが実際に地球環境のために貢献します。
また、地方の都市と首都・北京を訪れ、中国の歴史文化、都市環境問題などを体験的に学習します。
開発途上国と呼ばれる国の人々やその暮らしについて、五感を使って知るためにカンボジアを訪問し、「開発途上国=貧困=可哀想だから援助」という単純なとらえ方ではなく、現実に日々の営みを送る人々を、自分たちと同じ人間として見つめ交流をはかります。
新潟県上越市吉川区で今日の農業と農村の問題を考えます。ブナの森から流れる水を利用した稲作が盛んな吉川区は過疎化と高齢化が進行する農村地帯です。自然を利用する農業、そこに作られる社会としての農村について行政や農家の方から直接に話を聞くことで多くのことが学べます。美しい自然にふれ、そこに生きる人々に出合い、あなたの視野を広げてみましょう。
環境先進国として知られるドイツ。このフィールドスタディでは、現在ドイツで行われている様々な先進的プロジェクトの現場を見学し、その最前線で働く人たちと交流します。
2011年度はブレーメン市とベルリン市を訪問し、都市再開発プロジェクト、歴史的建造物の再生、スマートグリッド実証実験、代替補完医療などについて学びました。
企業経営の現在と過去を体感することでCSRの本質に迫ります。「サステイナブル経営の今」では「企業が成長するほど社会や環境が良くなる」という経営理念を実践する静脈産業に視点を当てます。一方、「CSRの源流を訪ねる」では、静岡で誕生したトヨタ自動車、ホンダ技研、スズキ、ヤマハなどの経営に影響を与えた報徳思想について学びます。
北九州市は1960年代に直面した激しい公害を克服した経験を踏まえて、「環境首都」を宣言し、アジア地域の環境改善と低炭素化に貢献しています。さらに「環境修学旅行」を受け入れて、市内の取り組みを国内の奨学生から大学生に紹介する環境教育をスタートさせました。
本フィールドスタディでは、実際に環境修学旅行を体験してみます。
青森県鰺ヶ沢町を訪れ、市民風車、リンゴの剪定枝を用いたバイオマスの生産拠点、白神山地、町おこしの地域活動などを訪問し、再生可能エネルギーと自然保護と地域社会の再生の連関を学びます。
青森県五所川原市・中泊町を訪問し、津軽鉄道沿線の観光資源、地域活動を「点」から「線」に変える着地型観光の可能性について考えます。