お知らせ

人間環境学部の長谷川教授と竹原特任准教授の共著が実践経営学会「名東特別賞」を受賞しました。

  • 2022年09月09日
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 人間環境学部の長谷川直哉教授と竹原正篤准教授の共著『Sustainable Management of Japanese Entrepreneurs in Pre-War Period from the Perspective of SDGs and ESG』(2020年12月刊,Palgrave Macmillan)が、第65回実践経営学会全国大会で名東特別賞を受賞しました。名東特別賞は企業・産業に関する実証・実践研究の発展に寄与する優秀な著書または論文に授与されます。

 本書の受賞理由は、「本著は戦前日本の企業家が、社会的価値と経済的価値を創出する経営を実践した事例研究をまとめた意欲的な著作である。特に英語での発刊により、日本の持続可能経営の源泉がこれほどの歴史を持っていることを海外に広く発信していることや、SDGsの視点から論じている新規性などの点が高く評価される」というものです。

 長谷川教授は「本書は明治~昭和初期に活躍したわが国の企業家に焦点をあて、社会課題の解決に向けた彼らの事績をSDGsの視点から再評価したものです。SDGsやパーパス経営を先取りした企業家の事績は、現代企業にも参考になる実践知の宝庫です」、竹原准教授は「本書で取り上げた様々な企業家の事例は、人間環境学部の英語学位プログラムSCOPEの授業でも活用し、学生が日本企業のサステナビリティ経営を理解する一助になっています」と話しています。

長谷川 直哉教授
竹原 正篤准教授