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人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミ所属の学生が「第6回住友理工 学生小論文アワード」で受賞

  • 2020年09月11日
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「第6回住友理工学生小論文アワード」において、人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミに所属する3年生の船橋玲志さん、高橋奏さん、黒澤明広さんの共著論文「タイトル:『消費者かんばん方式』が導く持続的成長への挑戦!」が優秀賞を、中山結子さんの単著論文「タイトル:利益の質を高めるハイブリッド・ガバナンス-新しき酒(SDGs)は新しき革袋(経営構造)に盛れ-」が審査委員特別賞をそれぞれ受賞しました。

今回の課題テーマは、「企業が持続的に成長するために、SDGsにどう取り組めば良いのか?」です。全国の大学院生、大学生、留学生等から101編の応募があり、最終審査会において有識者らの選考により、9 作品の入賞が決まりました。
優秀賞を受賞した論文は、「ニーズが多様化した消費者は、「必要なモノを、必要な時に、必要なだけ利用する」ことに価値を見出すようになった。このような変化を「消費者かんばん方式」と定義し、アウトサイドイン・アプローチによる消費者起点のビジネスモデルを再構築することが、SDGsの求めている「社会課題の解決」と「経済の持続的成長」の両立を実現させる可能性を秘めている」という主張が評価されました。審査委員特別賞を受賞した論文は「従来型のコーポレート・ガバナンスと社会課題と事業活動の齟齬を把握するソーシャル・ガバナンスを統合した「ハイブリッド・ガバナンス」を提唱した。ソーシャル・ガバナンスは、SDGsを志向する経営にとって羅針盤としての役目を果たす」という主張が評価されました。
「サステナビリティの視点から企業と社会の関係」を研究する長谷川ゼミは、同アワードの発足当初から挑戦しています。過去の受賞実績は以下のとおりです。

第1回:最優秀賞(賞金100万円)および優秀賞(賞金10万円)、
第3回:優秀賞(賞金10万円)、
第4回:最優秀次席賞(賞金50万円)
第5回:優秀賞(賞金10万円)、審査員特別賞

長谷川教授は「知識を知恵に転換するにあたって、学際的な知識を身に付けて体系化する作業は非常に有効。今回の経験も、新たな知恵への糧にしてもらえれば」と話しています。

■受賞コメント
優秀賞受賞 人間環境学部3年 船橋玲志さん、高橋奏さん、黒澤明広さん
優秀賞に選ばれて大変嬉しいです。私たちは、消費者価値観の変化を捉え、消費者起点のビジネスモデルへの転換に取り組む企業こそが、「持続的成長を実現する企業」だと考えています。論文を執筆するにあたって先生や先輩、仲間と議論をする時間はとても有意義な時間であり、大きく成長できる時間でありました。この経験を今後のゼミ活動や就職活動に活かしていきたいと思います。

左から高橋奏さん(3年)、船橋玲志さん(3年)、黒澤明広さん(3年)

審査委員特別賞受賞 人間環境学部3年 中山結子さん
私は企業が持続的に成長するための不可欠な要素として、「ガバナンス」に焦点を当てて執筆いたしました。本論文で新たに定義した「ハイブリッド・ガバナンス」は、企業のSDGs経営において大きな役目を果たす事を期待しております。審査委員特別賞という栄えある賞を頂き、大変嬉しく思います。ありがとうございました。

中山結子さん(3年)

■関連リンク
法政フォトジャーナル「人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミ所属の学生が論文コンテストで最優秀賞を受賞」(2015年7月3日掲載)
http://www.hosei.ac.jp/koho/photo/2015/150703.html
人間環境学部トピックス「人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミ所属の学生が論文コンテストで優秀賞を受賞しました」(2017年8月21日掲載)
https://www.hosei.ac.jp/ningenkankyo/NEWS/topics/170821_1.html
人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミ所属の学生が論文コンテストで最優秀次席を受賞(2018年8月10日掲載)
http://www.hosei.ac.jp/ningenkankyo/NEWS/topics/180808.html
人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミ所属の学生が「第5回住友理工 学生小論文アワード」で受賞(2019年9月27日)
https://www.hosei.ac.jp/ningenkankyo/NEWS/topics/190927/?auth=9abbb458a78210eb174f4bdd385bcf54

長谷川 直哉教授