人間環境学部
新型コロナウィルス感染症流行のため、人間環境学部では通常の授業だけでなく、とくに、学外のフィールドを探究する科目であるフィールドスタディとキャリアチャレンジの実施に大きな制約を受けることになりました。
2020年度は、I期のフィールドスタディ・キャリアチャレンジはともに中止を余儀なくされ、II期は「ウィズ・コロナのFS・CC」として規模を縮小して実施しました。
本年度においても、残念ながら感染症の流行は終息していません。学部では最後まで実施の可能性を模索しましたが、現在の新型コロナウィルスの感染状況やワクチン接種、オリンピック・パラリンピックの開催といった諸条件を慎重に検討した結果、Ⅰ期は中止し、II期の実施に向けた準備をしていくことに決めました。
「人間と環境の共存」を「グローバルかつローカル」に追求することを目標とする人間環境学部にとって、フィールドスタディ・キャリアチャレンジは長年とくに力を入れて充実に努めてきた科目であり、このような形で開催を断念しなければならないことは学部として大変に残念です。これらの科目に関心をもち、参加を楽しみにしてきた学生諸君には申し訳ないですが、上記のような事情を理解してほしいと思います。
II期においては、昨年の「ウィズ・コロナのFS・CC」をベースにしつつ、そのステップアップバージョンを実施することを検討しています。昨年度の長所はそのまま残しながら、質量ともにより充実したフィールドスタディ・キャリアチャレンジとなるよう準備を始めています。
フィールドスタディについては、基本的に首都圏周辺を訪問先とする国内FSのコースを実施することを想定しています。あくまで今後のコロナウィルス感染状況によりますが、昨年度のような学生の単独ではなく、教員の引率のもとでのグループでの現地訪問をおこなったり、日程も日帰りのみではなく宿泊をともなうものにするなど、さまざまな可能性を考えています。
キャリアチャレンジについても、生活クラブ生協をはじめとするプログラムを用意しています。昨年度はオンライン講義が主体になってしまいましたが、今回は現地での訪問を含めたプログラムにしていきたいと考えています。
今後具体的な計画が決まり次第、コースの内容を発表し、募集を開始します。学部ホームページで告知しますので、よく注意してください。