先輩職員紹介~People~

学生の成長を支える伴走者として

先輩職員紹介~People~

◆現在担当している業務の内容を教えてください!

私が所属する『教職・資格担当』では、教員になるために必要な教員免許状取得のための「教職課程」、図書館司書、博物館学芸員といった専門職になるための「資格課程」を管轄しています。主な業務は、これら2つの課程に関わる3キャンパスの取りまとめと、市ヶ谷キャンパス所属学生の窓口対応、時間割・シラバス・履修要綱作成といった授業支援です。
特に、教員免許状取得のために必須である介護等体験、教育実習は、学生1人1人が異なる施設・学校で行います。職員としても正確かつ丁寧な窓口対応が求められるため、他キャンパスの学部担当者や施設・学校関係者と密に連携をとって、様々なトラブルに対応します。
また、国の法令・規則改正に応じ、大学として違反の無いよう課程を維持することも大切な役割です。法令を読み解くには、知識と経験が必要となります。そのため、学外で行われる教職事務担当者向けの研修会に参加し、同規模他私大との情報交換・連携を取っています。
教員免許状や資格の取得は、学生の卒業後の人生に大きく関わるため、間違いは許されません。学外からのあらゆる問い合わせや、学内のどんな質問にも適切に対応できるよう日々勉強しています。

風間 泰斗(教務部市ヶ谷学部事務課教職・資格担当)

◆心が動いた(または心を動かした)経験を教えてください!

学生が卒業と同時に教員免許状を取得することは簡単ではありません。必要単位を計画的に履修することはもちろん、介護等体験、教育実習といった教職上の一大イベントに向け、学内の手続きを欠かさず正確に進めていく力が必要です。
私自身、学生時代に教員免許を取得していたため、学生自身の不安や迷いからくる失敗や慌てて起こした不手際も、気持ちがよくわかります。一方で、学生が体験・実習を行うまでには多くの学外関係者が関わっており、学生は一人の大人として、大学の顔として先方へ臨むため、それまでに『成長』してもらう必要があります。だからこそ、1,2年生であっても、手続きの不備や遅れに関しては厳しく接し、一人一人と向き合って対応します。状況によっては何度も面談を重ね、時には教員と一緒になって、その学生に合った適切な指導を考えます。学生と直接関わる部局だからこそ、職員としての発言一つ一つに責任を感じています。
複数年かけて向き合い伴走してきた学生が、無事に体験・実習を終え充実した表情で窓口に来た時は、学生の努力と成長を自分のことのように嬉しく感じると同時に、私自身も一職員として成長を実感する瞬間でもあります。

◆就職活動中の皆さんへアドバイスをお願いします!

私にとっての就職活動は、悩みと迷いの連続でした。そもそも就職するか、教員になるのか、それとも進学するのかを決めきれず、同時並行で準備を進めてパンクしていた時期もありました。
この経験を通して感じたことは、早い時期から幅広く業界研究を進めることの大切さです。自分の興味のある業界はもちろん、少しでも気になった分野には目を向けておくことで、早い段階で自分自身の就職活動における「軸」を持つことができると思います。
また、自己分析を進める上では、自分の長所はもちろん、短所や過去の失敗にも目を向けなければなりません。簡単なことではありませんが、自分を「知る」ことは最終的には「自信」に繋がると、私も就職活動を通して強く実感しました。
就職活動を通して関わるたくさんの『人』との出会いを大切に、やり切った!と思えるその時まで、ぜひ全力で走り抜けてください。応援しています!