法学部担当の業務は、法学部生の授業に関することや先生方のサポートが中心ですが、その内容は多岐にわたり、一言では表しきれないほどです。
日々、窓口で学生の相談に応じながら、問題を解決していくことも大切な仕事です。
また、一つの授業を開講するまでには、担当教員の決定、シラバスの作成、教室の調整、教員採用の手続きなど、多くの準備が欠かせません。
「学部事務」と聞くと窓口対応のイメージが強いかもしれませんが、実際には業務の幅は非常に広く、担当内だけでなく、場合によっては他学部や他部署とも連携しながら、学生や先生方の学びや研究を支える重要な役割を担っています。
法学部の学生と教員が安心して授業や研究に取り組む環境を作り、その成長を支えることが私たちの最大の役割であり、大きなやりがいに繋がっています。

倉田 仁美(教務部市ヶ谷学部事務課法学部担当)
入職してから初めて参加した卒業式は、今でも覚えているほど心が動いた経験でした。
普段、学部の窓口には悩みを抱えたり、大学生活に苦労している学生が多く訪れます。そんな姿を日常的に見ていたからこそ、卒業式で「やり切った!」という表情を浮かべながら巣立っていく学生の姿を目の当たりにしたとき、学生の成長に関わる仕事をしているのだと強く実感しました。
日々の業務は、ときに細かく地道な作業の積み重ねですが、その一つひとつが確かに学生たちの卒業という大きな節目につながっているのだと気づかされた瞬間でもありました。
「これまでやってきた業務は、すべてこの日のためにあるんだ」と心から思えた経験であり、教育の現場に携わっていることの意義を改めて実感できた出来事です。その感動は、今もなお私の仕事への大きな原動力となり続けています。
私自身、就職活動には本当に苦労しましたが、振り返ってみると間違いなく人生に必要な時間だったと感じています。
「自分は普段どんなことを考えているのか」「何が好きなのか」「どんなときに一番楽しいと感じるのか」を真剣に考えたとき、私は「学校という場所にずっと関わりたい」と思い、大学職員を目指すようになりました。
就活の中では、つらいことや思い悩む瞬間もたくさんあると思いますが、長い人生の中で自分と本気で向き合う時間を一度でも持つことは、必ず大切な財産になるはずです。
今就活に向き合っている皆さん一人ひとりが本当に素晴らしいと思います。心から応援しています。