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【BE Active ~法大生の挑戦~】情熱を翼に乗せて、夢の大空に挑み続ける!(航空工学研究会HoPE)

  • 2025年07月18日
  • 学生
  • クラブ・サークル
  • 広報誌「法政」
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一人一人の熱意を機体に込めて。みんなで挑む大空の舞台

今回は、「航空工学研究会HoPE」の古澤愛さん(理工学部)と大橋真帆さん(理工学部)を取材。毎年7月に開催される「鳥人間コンテスト」への出場に向けた滑空機の製作に打ち込んでおり、現在40名以上の部員が所属。設計から材料調達、製作まで、班に分かれて各自の専門分野や得意分野の知識を活かしながら、一つの滑空機を作り上げています。

1977年から始まった「鳥人間コンテスト」は、自作人力飛行機による飛行距離や飛行時間を競う大会。小学生の頃から飛行機や空が大好きで、憧れの舞台だったという古澤さん。しかし、昨年のコンテストでは、当日思いもよらぬハプニングに見舞われたそう。「フライト直前で機体が動かなくなってしまったんです。会場は太陽が照りつける7月の琵琶湖。その暑さで電気系統がショートしてしまい、機体が動かないという事態が発生しました」。審査を通過できず、次々と順番が飛ばされ不安が募る中、電気系統を担当するメンバーが必死に修復し、これが最後のチャンスと言われた審査でついに作動。動いた瞬間は緊張の糸が切れ、安心の涙が。「私たちの機体が羽ばたくのを見て、長年夢見ていた鳥人間コンテストに代表として携われたことの喜びをかみしめました」と当時の気持ちを振り返ってくれました。

「現場ではテレビで見るよりも大勢の人が関わっており、それぞれが情熱を注いでいるのが分かりました。一生をかけて取り組む人もいるほどで、大学でこんなに熱中できるものに出会えて幸せだと感じます」と大橋さん。すでに2025年度の大会出場も決まっており、3年連続の出場は創部以来初の快挙。「飛行距離108mという部内記録の更新を目指して、頑張ります!」と今年の大会への抱負を力強く語ってくれました。

大会日程は、7月26日(土)、27日(日)で、HoPEが出場する滑空機部門は7月27日(日)に行われる予定です。応援よろしくお願いします!
 

(掲載先:広報誌「HOSEI」2025年6・7月号)

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