2023年度法政大学屋上緑化維持管理プロジェクト・第八弾「Winter Dreams」を開催（2023年12月4日（月））

　2023年11月30日（木）には、アラブ首長国連邦において国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)が開幕し、どのように地球温暖化の解決に向けた対策の強化について合意されるか期待されています。

　2023年7月、アントニオ・グテーレス国連事務総長は、世界気象機関（WMO）の報告を受け、異常気象が世界の各地で発生していることに触れ、「地球温暖化の時代は終わり、地球が沸騰する時代が到来した」と警笛を鳴らし、更には、世界気象機関（WMO）は2023年が観測史上最も暑い年になると宣言しました。

　2023年12月4日（月）、法政大学屋上緑化維持管理プロジェクトは、活動拠点である市ケ谷キャンパス「グリーン・テラス」においてプロジェクト第八弾「Winter Dreams」を開催しました。

　さて、プロジェクト第八弾「Winter　Dreams」においては、「外濠」地域のビオトープネットワークを意識し、それぞれが冬にみる夢をテーマに、英国やドイツを始めとした冬の寒さが早く来る地域ではクリスマスの頃から真っ白で清純な花を咲かせて、多くの伝説を伝えるクリスマスローズや金盞花とミニバラ（法政大学環境センター　榎本　直子が寄贈）、ガーデンシクラメンの苗や日本スイセンやチューリップの球根を植えて、地域の生物多様性の保全や「自然」とのつながりを考えながら“こだわりが詰まった”法政大学で最愛の庭園を目指しました。プロジェクトの最後には、菜園区画にスナップエンドウやタマネギの種をまき、栽培していたじゃがいも（キタアカリ）を収穫しました。

　法政大学屋上緑化維持管理プロジェクトの活動拠点の「グリーン・テラス」は、2005年春に誕生し、ひょうたん池には絶滅が危惧されているクロメダカが泳ぎ、樹木や草花が育ち、鳥や蝶を始めとした「生物が生育・生息する空間」へと広がりを見せております。

　現在、庭園奥の区画には、2021年12月2日（木）開催「法政大学屋上緑化維持管理プロジェクト　－Season's Greetings　 対　こだわりの詰まった法政大学で最愛の庭園－」にクリスマスツリーとして植えた檜榁杉が順調に生長しています。

　法政大学環境センターが事務局をつとめる「法政大学屋上緑化維持管理プロジェクト」は、千代田区・新宿区にまたがる「外濠」におけるビオトープネットワークを意識して、「愛校心」がもたらした小さな「出会い」と「行動変容」を積み重ねて「法政大学で最愛の庭園」を目指した取り組みが評価されて、2022年3月に千代田区主催「令和3年度 ちよだ生物多様性大賞」において入賞、2023年2月に新宿区主催「第16回新宿エコワン・グランプリコンテスト」グループ部門・奨励賞を受賞しました。

　それでは、参加されるメンバーの「Winter Dreams」が実現することを楽しみに、再び“こだわりが詰まった”法政大学で最愛の庭園でお逢いすることを楽しみにしています。