大学の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

通信教育課程

大学の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

法学部

所定の単位の修得により、以下に示す水準に達した学生に対して「学士(法学)」を授与する。

  1. 条文の解釈や判例の読み方といった法技術的な知識を身につけた学生
  2. 基礎法学・実定法学の各分野での理論的・実践的な法学教育を通じて、法学の体系的・専門的な知識を身につけた学生
  3. 法の内容それ自体に対する批判的な見方を可能にするような多角的観点から分析する能力と柔軟な思考力を修得した学生
  4. 身につけた知識と修得した分析能力・思考力を活用して、法的な問題の妥当な解決を図ることができるリーガル・マインドをもつ学生
  5. 法律学についての知識・能力とともに、人文・社会・自然などに関する幅広い教養を修得した学生

文学部

文学部通信教育課程では学部の理念・目的の下でそれぞれの学科が明確な学位授与の方針(ディプロマポリシー)を定めている。

日本文学科

日本文学科は、建学の精神「自由と進歩」を体現する学風を維持し、日本の文学・言語・芸能の歴史と現状について専門的に学び、自らの見解を自らの言葉で的確に発信できる人材を育成するという教育目標を実現することを目指し、必要となる教育課程を編成する。その課程を修了した者に学士の学位が授与されるためには、以下の1~4の資質・能力を身につけていることが求められる。

  1. 日本の文学・言語・芸能文化の歴史と現状についての基本的な知識
  2. 自らの専門領域の基本文献を正確に把握することのできる読解力
  3. 魅力ある研究対象を発見し、自らの力で調査・考究する思考力
  4. 研究の成果を的確に伝えられる日本語の表現力

史学科

史学科(通信教育課程)における教育は、学生が卒業するまでに以下のような見識・能力を修得していることを目標とする。

  1. 国際的な視野と、政治・経済・社会・文化などにわたる幅広い歴史知識を得ることによって、現代社会の問題を見る眼を養い、未来を展望する見識。
  2. 史料の批判的考察から体系的理解に至る歴史学の分析方法を習得して思考力・判断力を培い、自主的・自立的に問題を発見・追究・検証する能力。
  3. 通信学習による試験、リポート執筆、スクーリングによる対面授業、卒業論文指導等の訓練を通して、自分の意見を論理化・体系化して相手に伝え、かつ相手の意見を理解するコミュニケーション能力。
  4. 文化遺産の調査・保存を啓発し、また、次世代の教育に歴史学の成果を生かすことのできる能力。

地理学科

地理学科は、地理学科のカリキュラムのもと所定の単位を修得し、以下に示す水準に達した学生に対して、「学士(文学)」の授与を認める。

  1. 人間の生活の舞台である地球表層の自然環境や人文・社会環境について基礎的な知識を身に付け、地理的諸事象の基本的メカニズムを理解しているとともに、幅広い教養も身につけている。
  2. 地理学的な思考力やものの見方を身に付け、それらに基づく研究方法を用いて考察することができる。
  3. 地理学の知をもって社会の諸問題に関心を持ち、他者の声に耳を傾け、自分の考えを口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる能力、地域社会のニーズにこたえられる能力、および諸問題を解決する能力を身に付けている。

経済学部

経済学科

所定の単位の修得により、以下に示す水準に達した学生に対して学位を授与する。

  1. 知識・理解
    (DP1) 経済学の基本的な知識を体系的に理解している。
    (DP2) 経済学と、その周辺分野の専門知識を、過去、現在、そして、未来の社会に生きる人々の営みと関連付けて理解している。
  2. 汎用的技能
    (DP3) (数量的スキル) 自然や社会的事象について、シンボルを活用して分析し、理解し、表現することができる。
    (DP4) (論理的思考力) 情報や知識を複眼的、論理的に分析し、表現できる。
    (DP5) (問題解決力) 問題を発見し、解決に必要な情報を収集・分析・整理し、その問題を確実に解決できる。
  3. 態度・志向性
    (DP6) 自己の存在を理解し、社会の一員として高い倫理観と責任感をもち、社会の発展のために自律的、主体的、協調的に行動できる。
  4. 総合的な学習経験と創造的な思考力
    (DP7) 身につけた教養と専門知識を総合的に活用し、現代社会を全体的、かつ創造的にとらえることで新たな課題を発見し、その解決によって社会に貢献できる。

商業学科

学位授与の方針は、「自由と進歩」の建学の精神を理解し、年齢に関係なく学問的関心を持ち続け、何事にも挑戦し続ける姿勢を持っていること。その上で、人文・社会・自然などに関する幅広い教養と、通学課程と同一水準の、時代の先端を行く専門分野の学識を習得し、生涯学習社会において、自立的に自由な発想と柔軟な判断が出来る能力を習得していること。
経営学・商学、会計学・ファイナンス、経済学、および情報・統計学などの分野を網羅した専門科目を履修し、所定の科目を含め124単位を修得した者に対し、学位を授与する。