| 氏名 | 研究科・学部 | 専攻・学科 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 大河 楓 |
キャリアデザイン学部 |
キャリアデザイン学科 | 2 |
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「住み続けられる街」とはどのようなところから始まるのだろうか?ということを考え制作した。街の皆の憩いの場であるベンチが大切にされている様子を自作のクレイ人形とストップモーションで作品全体の雰囲気、メッセージともに温かみのある作品に仕上げた。
とある街にあるベンチの一日を描いた作品。このベンチには街の子供から大人、お年寄りまでみんながやってきて、そのことにベンチは喜びを感じている。しかし、ある晩に嵐がやってきてベンチの周りはゴミで溢れてしまう。翌朝、このベンチのことが大好きな街の皆がそのゴミを片付けてくれるというストーリーである。街づくりとなると企業や行政、NPOの活動などをイメージしてしまいがちだが、私たち住民一人一人がその街を大切にし小さなことでも何かをする、ということも立派な街づくりなのではないのだろうかと思いこのテーマにした。私は小さい頃、よく教育番組のアニメを見ており、なぜか今でも当時やっていたクレイアニメが心に残っている。その要因はクレイアニメが持つ独特な温かみや素朴さなのか自分でもはっきり分からないが、一番面白いと思った点はどのクレイアニメも基本的にセリフがないという点だ。セリフがなくともストーリーの内容や登場人物の心情、伝えたいことなどが読み取れる点はクレイアニメの魅力の一つだと思う。そのため、この作品ではあえてセリフを一切入れずストーリーの展開もシンプルなものにすることで「小さな場所を大切にすることから、いい街づくりが始まる」という一番伝えたいメッセージを際立たせるようにした。
iPhoneで撮影した写真のうち、人形の支えが映っているものはすべてクリーンアップ機能を使用し消した。その後VITAで写真をつなげて動画にしてからDaVinci Resolveで色未調整やBGM、効果音を付け制作した。