2022年度第18回デジタルコンテンツ・コンテスト

インタラクティブ部門・入選 花笑み

2022年度第18回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
漆山 涼美  デザイン工学部  システムデザイン学科 3
  • 使用ソフト
    TouchDesigner2022、Leap Motion、Clip Studio Paint Ver.1.11.0
  • 開発・制作・動作環境等
    Windows10
  • 使用素材
    音楽:BGMer

作品要旨

多忙な中、一度時間を忘れて、少しでものんびりとしたい、という思いからこの作品を制作しました。手の動きに合わせて咲く花々と、ゆっくり移り変わる空、音楽に合わせて揺れる木とともに穏やかなひと時を提供します。

作品解説

この作品は、TouchDesignerとClip Studio Paintで制作したイラストを用いて作成したインタラクティブに動くビジュアルアート作品です。
手の動きに合わせて木が回転し、木の周りを見回すことができます。また、手を開くと花が木の上に咲き、手を開いたまま動かすことで、木の上にたくさんの花を咲かせることができます。Clip Studio Paintでは雲を数種類作成し、TouchDesigner上で大きさや形をやや変えながらゆっくりと進むようにしました。空の色も時間をかけてゆっくりと変化し、時の流れを、実際よりは速いスピードで、しかし、のんびりと感じられるように表現しました。これらに加えて、音楽に合わせて動く葉っぱで楽しさを見出せるよう工夫しました。
手の動きに合わせて咲く花と木、ゆっくりと移り変わる空、そして音楽に合わせて揺れる木などによって、操作者に穏やかなひと時を提供したいという思いで制作しました。

デジタル技術の使用箇所・方法

Leap MotionとTouchDesignerを繋ぎ、連携することで、手の動きに合わせて動くインタラクティブ作品を制作しました。Leap Motionで手の左右の動き、上下の動き、手を開いているか閉じているかの判定の入力を、TouchDesignerに送り、作品に反映しています。手の左右の動き、上下の動きの検知によって、木、花の動きをつけています。また、手を開いているか閉じているかの判定の入力によって、花の開閉を制御しています。
音楽をTouchDesignerにいれ、その波形をとり、それを葉っぱに取り入れることで、音楽に合わせて揺れる木を再現しました。