| 氏名 | 研究科・学部 | 専攻・学科 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 漆山 涼美 | デザイン工学部 | システムデザイン学科 | 3 |
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作品要旨
カラフルな鹿とモノクロな背景。
あなたはこの鹿がこの世界でどのように考えていると思いますか？
作品解説
一見、この鹿は鮮やかで目立ち、名前も“さいこう“の鹿であるため、この鹿は幸せと思えます。しかし、鹿がこの状況をどう思っているかはこの鹿にしか分かりません。
人や動物がどのように考えているか、勝手に想像して決めつけてはいないか？ということを今一度考えてほしいという意図で制作しました。人や動物などがどのように感じているのか考えることはとても大切です。しかし、それを決めつけたり、さらにその考えを押し付けたりすることは、相手を不快にするかもしれません。
この作品を制作するにあたって意識したことは、はじめに作品を見た際は、鹿に目が行くようにすることです。鮮やかさだけでなく、鹿全体が光っているように表現しました。また、背景となっている花も遠近法を使用するだけでなく、鹿の手前にも花を配置にすることで、鹿がモノクロの環境にいるということをより強調しました。
また、あえて表情がわからず、余計に感情が読みにくい動物を用いて制作しました。
デジタル技術の使用箇所・方法
全てClip Studio Paint を使用して制作しました。レイヤーごとの彩度や透過の調整や、クリッピング機能を駆使しました。また、10個ほど描いた花を複製、拡大縮小、左右反転、角度変更などをしながら複製していきました。手前のものや、鹿全体から放たれる光には、ガウスぼかしを使用しました。また、全体的にガウスぼかしを入れたものと入れてないものを組み合わせることで立体感を出しました。