2021年度第17回デジタルコンテンツ・コンテスト

動画部門・入選 炎上少女

2021年度第17回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
保々 楓花 
藤原 由樹
社会学部 メディア社会学科 3
  • 使用ソフト
    Adobe Premiere Pro 2021、Adobe Media Encoder 2021、Adobe After Effects 2021、Adobe Ilustrator 2021、Procreate
  • 開発・制作・動作環境等
    Mac OS・iOS
  • 使用素材
    音楽:DOVA-SYNDROME、On-Jin ~音人~

作品要旨

過去にあった「ネット上で知り合った女子大生暴行事件」をテーマに映像化しました。炎上の怖さ、見知らぬ人を信用することの怖さ、油断の怖さ、全てを表現しています。夢の中(異世界)と現実との対比で、ただ炎上してしまっただけでは済まない人間の執着や肉体的恐怖を伝えています。

作品解説

女子大生はSNSで軽率に投稿したものが炎上し、心が弱まっていた。そこに付け入るように、とある匿名の人間から同情を受け、実際にその人と出会うことになる。しかし睡眠薬を飲まされてしまい、女子大生は夢の世界に入ってしまう。夢の中では異世界が繰り広げられるが、現実では暴行を受けている。とある匿名の人間とは女子大生が投稿で揶揄した被害者だったのだ。女子大生は眠りから覚めないまま暴行を受け続け、やがて死んでしまう。
時たまに登場する狐は異世界の案内人である。女子大生は現実で睡眠薬の混ざった飲み物を飲んでいるが、それを飲むことで異世界では「黄泉竈食ひ」となり、黄泉の世界の食べ物を口にしたことになり、二度と現実世界に生きて帰って来れないことをも示唆している。また、異世界では女子大生の動きは座っている以外の動きが下から上に向かっている。これは地上の世界(現実)から天の世界(死)に向かっていることを暗示している。

デジタル技術の使用箇所・方法

・冒頭の文字テロップ 
・動画0:05-0:15、0:23-0:24、0:26-0:35のSNS画面作成をAdobe Ilustrator 2021で行い、アニメーションをAdobe After Effects 2021で行った 
・動画0:18-0:20、1:31-36の人魂をAdobe After Effects 2021で製作した 
・動画0:25-0:26、1:11、1:14-15のグリッジをAdobe After Effects 2021で編集した 
・動画0:45-49のコップをAdobe After Effects 2021で加工し強調した 
・動画0:50-0:52、1:46-1:48の泡が上るエフェクトをAdobe After Effects 2021で製作した 
・動画1:02-1:06の目眩をAdobe After Effects 2021で編集した 
・動画1:07-1:09の蝶が立体的に飛ぶ様子をAdobe After Effects 2021で製作した 
・動画1:19-1:24、1:37-1:41のイラストをprocreateで製作し、Adobe After Effects 2021でアニメーション化した 
・動画1:25-37の動画合成をAdobe After Effects 2021で行った 
・動画1:51-1:54の小花が散る編集をAdobe After Effects 2021で行った 
・動画1:54-56、1:57-59、2:01-2:02、2:04-2:05、2:09-2:10の桜をAdobe After Effects 2021、白っぽさをAdobe Premiere Pro 2021で編集した 
・全体的な色味の統一をAdobe After Effects 2021で行った