2021年度第17回デジタルコンテンツ・コンテスト

静止画部門・準優秀賞 静かな部屋

2021年度第17回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
小島 泰造 社会学部 メディア社会学科 3
  • 使用ソフト
    Maya 2020、Substance Painter、Adobe Photoshop 2021
  • 開発・制作・動作環境等
    windows10
  • 使用素材
    静止画:Texture Haven

作品要旨

18世紀後期のどこかの海外のあまり仕事のできない探偵の部屋という設定で制作しました。そこに生活している人の雰囲気や空気感が伝わるように意識してストーリーを意識して作りました。

作品解説

視線誘導で意識した点は真ん中のテーブルに視線が行くように陰影のコントラストが真ん中に向くように意識しました。コンセプトは好きな漫画の登場人物の部屋を想像して作りました。時間設定は夕方ごろで仕事がおった後のような感じを出せればいいなと思い制作しました。

 

デジタル技術の使用箇所・方法

本作品は3DCGのモデリングを作成し、レンダリング、コンポジットを行いました。
画像中のモデルはすべてMayaを用いて作成しました。机の上にのっているタイプライターや電話のモデリングを特に時間をかけて制作しました。
テクスチャは基本的にサブスタンスペインターを用いて行い棚や机の角や金属の汚れを意識して製作しました。
レンダリングはarnoldレンダラーを用いて行いました。時間とパソコンスペックの関係上画像にノイズが残ってしまったのが心残りです。
コンポジットはフォトショップで行いフィルターを追加することで画面全体を暖色系にすることで夕方感を出したりどうしても気になるノイズや影を調節したりしました。

講評

色々と空想をかき立てられる作品である。部屋の様子からあれこれと人物像を想像してみるとおもしろい。簡素な家具や日用品、色あせた絨毯等から儲かっているわけではなさそうである。細部を見渡して不思議だったのは、至る所に置かれたティーカップである。開けっ放しの引き出し、床に置かれた書籍。雑然としているかと思えば、灰皿に吸い殻もないしゴミ箱も片付いている。この空間でどのような人物が仕事をしているのか、見る人それぞれのストーリーが作られる作品である。