2021年度第17回デジタルコンテンツ・コンテスト

静止画部門・入選 tiny aquarium

2021年度第17回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
毛利 仁紀  デザイン工学研究科 システムデザイン専攻 M1
  • 使用ソフト

    Clip Studio Paint Ver.1.11.0
    SAI Ver2.64

  • 開発・制作・動作環境等
    Windows10

作品要旨

水族館の小さな水槽をそのまま持ち帰って家に飾ってみたい。

作品解説

水族館に行ったときに小さな水槽に釘付けになったことからこの作品の制作にいたった。大きな水族館の小さな水槽の中には、黒い色をしたタツノオトシゴがいた。水族館の展示は、空を飛ぶペンギンだったり、悠々と優雅に泳ぐ大きな魚だったり、様々な展示がある中、その小さな水槽の中のタツノオトシゴの存在感が妙に印象に残った。そして、あのタツノオトシゴを家に持って帰って試験管にいれて自分だけが満足する小さな水族館を作ってみたいと夢想した。

デジタル技術の使用箇所・方法

この作品を制作するにあたって手を入れたところは色味の調節である。自分で撮影した写真を切り抜き、生物を切り取った。切り取った生物をクリップスタジオの機能にあるフィルターにかけて、色を減らしすっきりした印象を与えるような色味に調整した。生物を試験管の中に入れる際、そのままではうまく入らなかったので、変形ツールを用いて形を変形させたり、切れてしまった部分を手書きで修正したりした。また、写真そのものの色味だと薄かったので、暗い箇所はさらに暗く、明るい箇所はさらに明るくなるようにトーンカーブをかけた。また、別々の写真から切り抜いた生物たちの色味をそろえるために、グラデーションマップを用いて色味を統一するようにした。試験管は生物とマッチするようにたくさんの色を使わずシンプルに描き上げた。イラスト全体の雰囲気を出すために、液体の色を左から右にかけて水色から紫に傾斜をつけ、中心を一番明るく、中心から離れると暗くとメリハリをつけた。