AI時代の広告コミュニケーションの在り方について研究している青木教授。
近年は、AI時代に必要な広告コミュニケーションの方法として、「バリュー・コミュニケーション」を提唱しています。本手法では、「シンボル・チェーン」という構造の構築を通して、商品やサービスの精神的価値・社会的価値の向上を図ります。
ウェブサイトやSNSで表示される広告は、AIアルゴリズムによりクリエイティブやターゲットが自動化・最適化されています。しかし、そこには遊びも揺らぎもなく、単なる情報に過ぎないものになりつつあります。情報は正確に伝えることが重視されますが、広告では人間の心情や関係性の構築が重視されます。
広告がもつ効果を体系的に説明するため「記号論」を取り入れ、クリエイティブとマーケティングの橋渡しが可能になりました。さらに、右脳的な芸術的表現と左脳的な商業的実理性を統合することで得られる知見を「広告知」と名付けました。広告知は、異なる業界や立場にいる人たちがコミュニケーションを取るための基盤になり得るものだと考えています。また、Column「『えこぴょん』のブランド価値を分析する」では、法政大学キャラクター「えこぴょん」のブランド価値を評価しています。
「私が目指しているのは、日本のものづくりの価値をしっかりと伝え、日本のブランド力を高めることです。そのために必要なのが、広告知に基づくバリュー・コミュニケーションの手法です。消費者とのコミュニケーションを強化して、日本のブランドの精神的価値・社会的価値を確立する。今後の人生をかけて、本テーマに取り組んでいきたいと思います」と研究で実現したい未来を語っています。
人と社会をつなぐ「広告知」を活用し、日本のブランド力向上に貢献する青木教授のインタビュー、ぜひご覧ください。
(掲載先:広報誌「HOSEI」2026年8・9月号)
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