6月16日(月)、震度6強の地震が発生したことを想定し、3キャンパス同日開催による防災訓練を実施しました。
2時限目終了5分前より非常放送が流れたのち、学生には教員からの指示により教室内における安全確保訓練を行いました。職員には各校舎責任者の指示のもと点検巡回を行い、初期消火や暴漢対策、災害対策本部では刻々と入ってくる情報に対するトリアージ訓練を行いました。また、キャンパス・付属校間だけでなく、千代田区災害対策・危機管理課にもご協力いただき無線訓練も実施し、自治体との協力関係も再確認しました。
各キャンパスで特筆すべき点としては以下の通りです。
市ケ谷キャンパスでは、①消火器・消火栓を使った初期消火②麹町警察署による暴漢対応訓練③キタコンDXを使った帰宅困難者受け入れ④災害対策本部で情報トリアージと図上訓練を行いました。
多摩キャンパスでは、大規模地震を想定した教室内での初期行動と並行して、複数の訓練を組み合わせた防災訓練を実施しました。自衛消防隊による消火活動訓練(放水訓練)、学生参加による消火器訓練、職員による備蓄品や防災備品の確認など、実態に即した訓練を目指して準備のうえ実行しました。多くの教職員が参加したことにより防災意識の向上につながったと思われる半面、建物の一部で館内放送の不具合により、至急の設備点検を要することが判明するなど課題も浮き彫りになりました。
小金井キャンパスでは、各階の安全確認や消火栓操作方法の確認に加え、地震時にエレベーターが停止した際、階段を歩行することが困難な方を安全に避難させる「非常用階段避難車」を実際に使用した訓練も実施しました。
今後も訓練を重ねることにより、災害への意識付けと適切な対応の習熟を進めていきたいと考えております。
教室内での身の安全確保(市ケ谷)
メディアラウンジに臨時電話設置(市ケ谷)
大内山庭園火災発生による初期消火活動(市ケ谷)
帰宅困難者受け入れ訓練(市ケ谷総合体育館)
災害対策本部でのトリアージ訓練(市ケ谷)
暴漢対策訓練(市ケ谷)
消火活動訓練の様子(多摩)
非常用階段避難車を使用した訓練(小金井)