私の所属する入学センター入試課は、大学入試や学生募集等に関する様々な業務を取り扱っており、中でも入試事務担当は入学試験の実施に関する業務を主に行います。
その中で私が担当している業務は、受験生に関わることが中心で、出願するにあたって必要な情報が記載されている「入学試験要項」の作成。インターネット上で出願・合格発表・入学手続等を行うための「インターネット出願・入学手続システム」の管理。受験生から届いた出願書類を処理する「願書受付業務」などの業務を担当しています。
特に、システム関係の業務は、細かい情報や設定が必要で、一つのミスが大きな事故につながってしまうので、たいへん緊張感があります。また、願書受付業務は一般選抜では、約5万人、計10万件の処理が必要となるので、精度はもちろんですが、スピードも求められるので、滞りなく作業ができるような仕組みづくりも重要です。
大学入試は、受験生にとって一生を左右する大きなイベントで、社会的な影響もたいへん大きいので、緊張感を常にもって仕事に取り組んでいます。

木村 優(入学センター入試課入試事務担当)
私が主に担当している業務として、出願から入学までに関する「インターネット出願・入学手続システム」業務があります。
これは、受験生が出願以降使用するシステムで、本学の志願者全員が利用するものです。利用者=志願者なので、規模も大きく、一つのミスや勘違いが大きな事故に繋がってしまう可能性があるので、データの作成時には慎重に時間をかけて準備をしています。
普段の仕事は、システム操作をしたり、ミスがないかチェック作業をしたり、パソコン相手の仕事が中心で、受験生の顔が浮かぶことはあまりないので忘れがちですが、入試がある日の朝は、大勢の受験生が来校する様子を目にします。歩く姿からも緊張感が伝わってくる瞬間ですが、その全員が自分の仕事で携わったものを利用していると思うと、急に自分の仕事の影響範囲が目に見える形となり、一気に緊張感が押し寄せてきます。
慎重に仕事をする必要があるのは頭では分かっていますが、入試直前の受験生の姿が実際に見えると、心に響くものがあります。毎年のことではありますが、自分の仕事の影響の大きさを再確認でき、もう一度初心に戻って仕事に取り組もうと思える貴重な経験ができる瞬間です。
当たり前のことではありますが、就職すると一日の多くの時間は職場にいます。人生の中心を仕事にする必要はありませんが、時間的には人生の中で大きな割合を占めることになります。
その仕事が自分に合わなかった場合、正直とても大変だと思います。
みなさんは色々な目標を持ち、準備・対策をして就職活動に望まれると思いますが、自分を良く見せようとし過ぎて無理をしてしまうと、本当の自分が自分からも周りからも見えなくなってしまい、結果的にミスマッチに繋がってしまいます。
面接や選考の時間は限られていて、とても短い時間なので、無理をして過剰な表現をしてしまいがちですが、良く見せることではなく、短い時間で伝えたいことを簡潔に伝えることが一番重要だと私は思います。
ぜひ、等身大の自分で就職活動に臨んでいただき、自分に合った企業や仕事を見つけて欲しいと思いますし、それが法政大学であればとてもうれしく思います。みなさんの就職活動を応援しています。