現在は大学公式ウェブサイトの管理や、X・Instagram・TikTokといった公式SNSの企画・運用を中心に担当しています。また、広報課として大学イベントや取材の立ち合い、撮影なども行っています。これまでには広報誌やプレスリリースの作成、外部から依頼されるアンケート対応など幅広い業務を経験してきました。
ウェブサイト業務では、各部局からの掲載依頼や問い合わせに日々対応しており、大学全体の職員と連携しながら仕事を進めています。
現在は次回の大規模リニューアルに向けた準備を進めており、経験者が少ない中で同僚と相談を重ねながら挑戦することに大きなやりがいを感じています。
広報課の仕事はルーティン業務だけでなく、その年ごとに新しい案件に取り組める点も魅力です。たとえばSNSでは、今特に海外向け発信に注力しており、外部の専門業者と協力しながら新しい企画を進めています。

髙橋 萌子(総長室広報課広報担当)
広報課での経験から、心が動いた場面を二つご紹介します。
一つ目は、大学公式ウェブサイトの業務で理事に相談した時のことです。広報課に異動する前は学部担当で、理事と直接やり取りする機会はありませんでした。そのため、まず理事と直接話せることに驚きました。その際は次回リニューアルの方向性を相談する場面でしたが、現場で起きていることや私たちの考えに耳を傾けてくださり、対話を通じて方針を固めることができました。微力ながら大学の大きな意思決定に関わっている実感があり、心が大きく動いた瞬間でした。
二つ目は、学生や教員・卒業生への取材や対談に立ち会う時です。その人が歩んできた背景や考えに触れ、自分自身も強い刺激を受けます。本学には多彩な人々が関わっていますが、その中でも活躍している方の言葉を間近で聞けるのは非常に貴重な機会です。こうした出会いを通じて日々視野が広がり、この環境に身を置けることに感謝と誇りを感じています。
就職活動中の皆さんには、ぜひ広い視野を持って業界を調べ、自分に合う分野を探ってほしいと思います。私自身は当初から業界をかなり絞って活動していましたが、今振り返ると当時の狭い視野で可能性を制限してしまっていたと感じています。社会に出てから気づく自分の適性や、新たな興味の芽は必ずあるはずです。思いがけない出会いや経験から自分の未来が広がることもあるので、ぜひ身近な社会人の話を聞いたり、多様な業界に目を向けたりしてみてください。
また、自分のやりたいことだけでなく、その後の人生設計にも目を向けてほしいと思います。私が就職活動をしていた時、将来家庭や子どもを持ちながらも正社員として働き続けたいと考えていました。法政大学を志望したのは「長く安心して働ける環境がある」と感じたからです。実際に今は子どもを育てながら働いていますが、多くの職員が出産や育児を経て復帰し、周囲の理解も厚いと実感しています。就職活動は将来の自分の姿を描く大切な機会です。焦らず柔軟に、自分の可能性を広げながら歩んでいってください。