先輩職員紹介~People~

誰かの人生の岐路に立ちあうということ

先輩職員紹介~People~

◆現在担当している業務の内容を教えてください!

キャリアセンター担当として、日々、学生のキャリア支援を行っています。エントリーシートの相談や面接練習など、個々の学生の対応をすることもあれば、学内企業説明会や就職ガイダンスの企画・運営といった学生全体に向けたイベントを担当することもあります。学生の皆さんから見えにくいキャリアセンターの業務としては、日々、企業の採用担当の方が大学に来訪されるので、採用に向けたご挨拶をしたり就活に関する情報交換をしたりしています。また、毎年、学生の就活状況や就職率などの情報を取りまとめて、文部科学省や各調査機関へ提供するためのデータ集計や統計調査を行っています。集計したデータは、各学部のパンフレットや大学案内などにも使用されます。学生対応だけをイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、学生のキャリア支援に関わることであれば多岐にわたって対応します。就活の状況も毎年変化するので、その都度、どんなプログラムがあれば学生のためになるか、こんなイベントをしてみたら必要な情報を提供できるのではないか等、常に学生にとって最適なキャリア支援は何か考えながら業務にあたっています。

遠藤 慶太(キャリアセンター市ヶ谷事務課)

◆心が動いた(または心を動かした)経験を教えてください!

学生の皆さんの人生の岐路に立ちあう瞬間に心が動かされます。大学4年間ほど、その後の人生を大きく左右する時間はないと思っています。特に就職活動においては、選ぶ就職先によって、その後の人生は確実に大きく変わっていきます。そんな場面でキャリアセンターを頼って相談に来てくれる学生と向き合うとき、自分も本気でその人の人生に向き合わなければいけないと思いながら対応をしています。就職活動では、すべてが思い通りに行く学生は少ないです。一緒にエントリーシートを何度もブラッシュアップし、面接練習を重ねても、不合格があったり、志望先を変更したりする場面は出てきてしまいます。それでも諦めずに活動し、最終的に納得できる進路を決めることができたとき、学生が嬉しそうに進路を報告してくれる瞬間は特に心が動かされます。これは大学職員の仕事全体でも同じことが言えます。学部の窓口対応や、留学支援、受験生の相談対応など、一つ一つの場面での職員の対応次第で、自分だけではなく目の前の方の心を動かせる仕事だと思っています。大きな責任があるからこそ、そんな仕事ができたときには、責任以上に大きなやりがいを感じることができます。

◆就職活動中の皆さんへアドバイスをお願いします!

不安な気持ちは行動量で打ち消してください!私自身も就職活動をしているとき、常に漠然とした不安がありました。それは「何もわからなかった」からだと思います。就活をやったこともなければ、自分の何が評価されるかもわからないため、採用してくれる企業なんてあるのだろうかと思うこともありました。そこで不安をかき消すためにとにかく行動しました。就活関連のイベントがあれば参加し、応募できるインターンや選考には、業界・企業問わずに応募しました。最初はわけもわからず行動していただけでしたが、続けていると、なんとなく次はこうしてみよう、こんな進め方が自分には適しているかもしれないと、就活に対して「わかる」ことが増えていきました。すると少しずつ選考に通過する企業が出てきました。漠然とした不安が消えた瞬間でした。一度選考に通過してしまえばそれが自信に変わります。そして、そこから次の選考、内定に繋がります。これを繰り返していけば最後には納得できる内定先を見つけられるはずです。とにかく行動です!さあ。この瞬間からどこかの企業にまずはエントリーを。皆さんの人生の岐路が素晴らしいものになることを心から願っています。