先輩職員紹介~People~

学生の未来に寄り添い、ともに歩む仕事

先輩職員紹介~People~

◆現在担当している業務の内容を教えてください!

主に学生との個別相談・各種イベントの企画運営・卒業生の進路データの集計分析業務を担当しています。個別相談では、キャリアに関する漠然とした悩みからエントリーシートの添削・業界選び等の具体的な選考対策まで様々な相談に対応しています。また、合同企業説明会や就職ガイダンスなどの企画を通して、学生と企業が繋がる機会の創出も行っています。特に合同説明会は反響が大きく、学生から「参加してよかった、内定に繋がった」や企業から「良い学生と巡り合うことができた」とお声をもらえたときは、キャリアセンターでの支援が確かな一歩に繋がったことを実感します。また、進路データの分析を通して、学生のタイムリーな動向や業界の傾向を把握し、次のイベント企画やキャリアセンターの方針策定に活かしています。学生の挑戦と成長を支え、共に歩んでいく積み重ねが、この仕事の魅力だと感じています。

山本 千暁(キャリアセンター市ヶ谷事務課)

◆心が動いた(または心を動かした)経験を教えてください!

私が心を動かされたのは、学生が内定を伝えてくれたときのことです。その学生は、真面目で努力家だけれど、少し心配性で、就活初期にはエントリーシートや面接準備に追われ、特に面接前日などは緊張で押しつぶされそうな様子でした。面談を重ねる中で、こちらから一方的に答えを示すのではなく、企業の魅力や自分と合っている点を整理できるように寄り添うことを意識しました。次第に「この会社のこういう点が自分に合っている」と自信を持って語れるようになり、選考に挑戦していく姿に成長を強く感じました。そして内定報告で来室した日は、晴れやかな笑顔で「山本さんのお陰で挫けそうなときも心を保ち、納得のいく就活ができました」と伝えてくれました。その言葉に胸が熱くなり、逆に私自身が勇気をもらいました。「学生と共に悩み、共に喜び、そして共に成長していく」それこそが大学職員として働く醍醐味だと実感しました。

◆就職活動中の皆さんへアドバイスをお願いします!

就職活動は、誰にとっても初めての経験です。だからこそ「分からないことが多い」のは当たり前で、一人で不安や悩みを抱え込む必要はありません。就活が進むにつれて、友人と気軽に話しづらくなったり、探り合いのような関係になってしまうこともあります。そんなときは、安心して就活のことを話せる場所を持ってください。大学職員として、さまざまな学生と向き合うなかで、「自分の考えを言葉にするだけで前に進めた」と言う声をよく耳にします。言葉にして誰かに伝えること自体が、次の一歩を踏み出す力に繋がることもあります。大学には、皆さんの挑戦を支える組織と人が必ずいます。キャリアセンターもその存在の一つです。
そして何より大切なのは、就職活動は“自分を良く見せる場”ではなく“自分を知ってもらう場”だということです。エントリーシートや面接では「こう書かなきゃ」「こう伝えなきゃ」と思いがちですが、正解はありません。自分に正直に、素直な想いを「自分の言葉」で伝えてください。皆さんの就職活動を心から応援しています!