お知らせ

法政大学大原社会問題研究所主催 第16回大原社研シネマ・フォーラム『シーブルック農場のパラドクス 砕け散った夢、復活した希望』上映会&トーク 12月9日(火)にZoom開催 ~戦後アメリカの巨大農場で働いた日系人と難民たちの記憶をたどるドキュメンタリー~

  • 2025年11月10日
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法政大学大原社会問題研究所は、12月9日(火)にオンライン開催で第16回大原社研シネマ・フォーラム『シーブルック農場のパラドクス 砕け散った夢、復活した希望』(原題:The Paradox of Seabrook Farms: Shattered Dreams. Restored Hopes)を開催します(参加費無料、事前申込制)。上映後に、監督による作品紹介および自由討論も行われます。

第二次世界大戦直後のアメリカ・ニュージャージー州に実在した「シーブルック農場」を舞台に、抑留された日系アメリカ人や東欧の戦争難民たちの労働と暮らしを描くドキュメンタリー映画。
アメリカ資本主義の成功者と称された農場主チャールズ・F・シーブルックのもと、彼らは過酷な環境に置かれながらも民族や人種を超えて支え合い、連帯を育みました。監督ヘルガ・メリツは、約50名へのインタビューと史料調査を通して、経済発展の陰に隠された差別と移民労働の実態を浮かび上がらせます。
自由と平等を掲げる国アメリカのもう一つの戦後史を描き、「差別」「労働」「共生」という現代的テーマを問いかける作品です。2024年3月初公開、同年ボストン・バルティック・フィルムフェスティバル正式出品。以後、欧米各国で上映されています。

開催概要

■日時   : 2025年12月9日(火) 17:00~19:30
■開催方式 : Zoomを使用したオンライン会議方式
■プログラム: 17:00~17:10 開会の挨拶
        17:10~18:35 上映『シーブルック農場のパラドクス 砕け散った夢、復活した希望』(英語字幕付き)
        18:40~19:30  ヘルガ・メリツ監督 作品紹介・自由討論
■参加   : 参加費無料
■申し込み : 下記URLからお申し込みください(どなたでも参加できます)。
        締切:12月8日(月)13:00まで
        https://forms.gle/sbGpAAqZHHQUvR4p7
■その他   : 詳細は下記URL(大原社会問題研究所ウェブサイト)をご確認ください。
        https://oisr-org.ws.hosei.ac.jp/

第16回大原社研シネマ・フォーラム『シーブルック農場のパラドクス 砕け散った夢、復活した希望』チラシ

大原社会問題研究所

1919(大正8)年に大阪で創立。1949年に法政大学と合併、現在に至る。100年の歴史を誇る社会科学の分野では日本で最も古い歴史を持つ研究所。『大原社会問題研究所雑誌』(月刊)、『日本労働年鑑』、研究所叢書をはじめ、出版活動も積極的に展開。21世紀に生起する労働問題の解明を中心にしながら、同時にジェンダー、社会保障、環境、貧困などの諸問題の研究にも力を入れている。研究所所蔵の図書・資料は、社会・労働問題関係図書をはじめとする約21万冊。その他、貴重書、ビラ・チラシなどの原資料、ポスター・写真・バッジなどの社会運動関係の現物資料を多数所蔵。インターネットを通じた情報公開と研究支援も積極的に展開している。


【本件に関するお問い合わせ先】
法政大学大原社会問題研究所
TEL:042-783-2305 E-mail:oharains@adm.hosei.ac.jp