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アルジェリア大使館・法政大学コラボイベント(ベンチャーセミナー)が学内の複数グローバルプログラムの協力によって開催されました

  • 2025年12月08日
  • 留学生
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新一口坂校舎101教室におけるセミナーの様子(アルジェリア大使が登壇中)

11月28日(金)、市ケ谷キャンパス新一口坂校舎において『Algeria Startup Learning Expedition Program (ASEP) x Hosei Venture Seminar』が開催されました。法政大学ビジネススクールイノベーションマネージメント研究科グローバルMBA(GMBA)を始め、法政大学グローバル教育センター、法政大学の複数のグローバルまたは英語学位プログラムとして、ESOP(交換留学生受け入れプログラム)、GBP(経営学部運営)、SCOPE(人間環境学部運営)、そしてIGESS(経済学部などの多摩4学部運営)の協力により実施に至りました。このように複数のグローバルプログラムが協力してイベントを開催したのは初めての試みです。

アルジェリア大使館のMourad ARAB大使、アルジェリアでのベンチャー教育のエクスパート(大学教員など)、そしてアルジェリアのベンチャー教育プログラムであるASEPから選抜された近年起業をしたばかりの若者たち(農業系、環境系、IT系など)、さらにアルジェリア国営放送の記者を含めて総勢20数名を本学に迎えました。

また、コードクリサリス株式会社の共同創業者兼最高技術責任者であるYan Fan氏を特別ゲストスピーカーとして招き、「Startups, software, and Japan」と題して日本のスタートアップ企業の歴史や現状についてご講演いただきました。

また日本の2つの企業(人材育成企業および電池関連企業)から若手社員による英語での事業紹介もありました。

自身の起業内容の紹介をするIGESS学生Boscoさん

本学の学生および教員としては、幅広く英語および日本語学位プログラムから30名以上が参加しました。教員も学生もアルジェリアの方々やゲストスピーカーと積極的に意見交換を行いました。またIGESS学生のBosco Stuartさんから自身の起業内容(マラウイにおける農業支援)についての紹介もありました。

ASEPの支援によるアルジェリアの視察団は、すでに米国や韓国などを訪問しており、各国を視察しながらその国のベンチャー教育の実情を理解すること、教育機関や企業との協力関係を構築すること、新しい市場を開拓することなどに期待が寄せられています。今回の視察団のメンバーのほとんどが日本を初めて訪れたようで、法政大学での本イベントに参加して大学教員や学生たち、そしてゲストスピーカーと交流することで、日本のことを理解するのに役に立ったと、参加者から高い評価をいただきました。

本学の学生・教員にとっても、アルジェリアの方々との交流に加え、学部・所属の異なる本学構成員同士が互いに顔を合わせ、交流を深める貴重な機会となりました。本セミナーの様子の一部はアルジェリア国営放送でも紹介されるそうです。法政大学のスーパーグローバル大学プログラムは終了しましたが、本イベントは、学外や学部間での国際交流を促進するものであり、グローバル化の精神が今なお息づいていることを感じさせました。大学のグローバル化という共通の目標に向け、今回のように各プログラムが連携して実施する取り組みが、今後も継続されることが期待されます。

セミナー終了後の集合写真