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パリ2024オリンピック競技大会のフェンシング日本代表メンバーが廣瀬総長に金銀銅メダル獲得を報告

  • 2024年09月19日
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2024年9月12日(木)、パリ2024オリンピック競技大会で金銀銅メダルを獲得したフェンシング日本代表メンバーが本学を訪れ、廣瀬克哉総長に戦績報告を行いました。来校されたのは、本学在学中でフェンシング部所属の尾﨑世梨選手(法学部 4年)をはじめ、卒業生の敷根崇裕選手(法学部 2020年度卒業)、見延和靖選手(法学部 2010年度卒業)、福島史帆実選手(法学部 2017年度卒業)、髙嶋理紗選手(国際文化学部 2020年度卒業)の5名。さらに、フェンシング日本代表の青木雄介監督(法学部卒業)や橋本寛コーチ(経済学部卒業)、西垣仁志コーチ(文学部卒業)もご同席くださいました。

パリ2024オリンピックのフェンシング団体種目では、敷根選手が男子フルーレ団体で金メダル、見延選手が男子エペ団体で銀メダル、福島選手・髙嶋選手・尾﨑選手が女子サーブル団体で銅メダルを獲得。法政大学フェンシング部出身の5選手がメダル獲得という快挙となりました。

  • 戦績報告に訪れたフェンシング日本代表チーム

  • フェンシング日本代表の法政メンバーが獲得した金銀銅メダル

まず、法政大学フェンシング部の伊藤マモル部長(法学部教授)および下川禎監督(法学部卒業/法政大学第二中・高校副校長)よりご挨拶と出席者のご紹介がありました。続いて、フェンシング日本代表の青木監督より、「日本フェンシング選手団からは、厳しいレースを勝ち抜き18名の日本代表を輩出。そのうち6名が法政大学フェンシング部出身であり、メダル獲得にとても大きく貢献してくれました」とオリンピックでの戦績を振り返りながらお話をいただきました。

廣瀬総長は、「何よりもお疲れさまでした。本大会における日本フェンシングの強さを意外に思う声も耳にしましたが、東京オリンピックが内定した2013年秋のスポーツ推薦入試の時に、『日本フェンシングはこれから強くなります。東京オリンピックの頃には世界の強豪になっていますよ』と伊藤部長から聞いていましたので、驚きはしませんでした。ただし、その予言を現実にするには、大変な努力があったのだと思います。オリンピックでメダルを獲得した今、それをキープするのは相当なプレッシャーがあると思いますが、そのような中でも、法政フェンシング部として主力となる後輩を育て繋いでいくことを期待しています。心よりおめでとうございます」と選手らの活躍を称えると共に、今後に向けてのエールを送りました。そして、本学の平山喜雄常務理事や法友体育会の酒井裕名誉会長からも選手へのねぎらいの言葉が送られ、各選手が大会を終えての感想や今後に向けての意気込み、感謝の気持ちを語りました。

歓談中には、金銀銅メダルを目の前で見せていただき、話題になったフェンシング会場グラン・パレや雨の中の開会式、選手村など、競技以外での裏話についてさまざまな質問も飛び交い、和やかな雰囲気でのメダル獲得の報告となりました。


各選手からのコメント

【フェンシング男子フルーレ団体 金メダル】敷根崇裕選手

「男子フルーレでは、今回史上初の金メダルを獲得できました。オリンピックで金メダルが幼い頃からの夢だったので、とても嬉しく思います。しかし、自分の中では、納得のいかないプレーや改善点が多いと感じたので、この結果に満足することなく、ロサンゼルスオリンピックで個人・団体ともに金メダル目指して頑張りたいと思います」
 

【フェンシング男子エペ団体 銀メダル】見延和靖選手

「いい報告ができて嬉しいですが、連覇を目指して臨んだ大会でしたので、決勝戦であと数センチでの敗退で非常に悔しい思いをしました。この気持ちがある限りは、まだまだ歩み続けられると思います。後輩たちに自分自身を目指してもらえるように、技を磨きつつ人としても成長し、また良い報告をできるように頑張っていきたいと思います」

【フェンシング女子サーブル団体 銅メダル】尾﨑世梨選手

「女子サーブルは、4人中3人が法政大学というメンバーで、銅メダルを獲得できたことを誇りに思います。オリンピックまでのプロセスは、精神的なプレッシャーもありましたが、今までの努力が報われた瞬間でした。達成感や満足感はもちろんありますが、それ以上に次へのステップの意欲が湧いています。次を目指して、これからもさらに頑張っていきたいと思います」

【フェンシング女子サーブル団体 銅メダル】福島史帆実選手

「世界ランキング2位のハンガリー、そして1位のフランスに勝って銅メダルを獲得できた瞬間は、本当にフェンシングを続けてきて良かったなと思うことができました。法政大学の先輩・後輩たちとメダルを持って挨拶に来られたことを嬉しく思っています。パリオリンピックでどんな結果になっても引退すると決めていたので、最後にメダルを取ることができて良かったです」

【フェンシング女子サーブル団体 銅メダル】髙嶋理紗選手

「自身初のオリンピック出場となり、プレッシャーのある中での戦いになりました。女子サーブルは、4人中3人が法政という心強いチームで史上初のメダルを獲得することができました。目標としていた金メダルには届きませんでしたが、フェンシング発祥の地フランスで、世界ランキング1位のフランスを倒してのメダル獲得となり、銅メダル以上の価値があったのではないかと思っています。帰国後、若手選手の指導に携わる機会もあり、『法政に入りたい』という声も頂き、これからはそういう活動にも携われたらと思います」

  • 廣瀬総長に銀メダル獲得の報告をする見延選手

  • 金メダルを手にとる廣瀬総長

  • メダルを獲得したフェンシング日本代表選手と廣瀬総長

  • 金メダルをかけてもらったえこぴょん

集合写真(前列左から:橋本寛コーチ、見延和靖選手、尾﨑世梨選手、廣瀬克哉総長、福島史帆実選手、髙嶋理紗選手、敷根崇裕選手、後列左から:西垣仁志コーチ、青木雄介監督、下川禎監督、酒井裕名誉会長、平山喜雄常務理事、伊藤マモル部長)

 

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