経済学部経済学科 タナカ ジェイ准教授ゼミの学生を取材。英語やソーシャルメディアを活用した学習方法で国際的なトピックを題材に、クリティカルシンキングや英語でのコミュニケーション能力を日々磨いています。
YouTube やXへの社会課題に関する英語の投稿や、それに対するコメントを収集・分析し、世界でどのような世論が生まれているのか見解を述べる、というのがゼミでの主な流れ。英語圏の人々がどんな価値観、意見を持っているかをリアルに感じ取ることができるそう。「多様な国籍の学生が在籍し、それぞれの国の価値観や考え方を交えて意見交換することができ、互いに刺激を受けられる点も魅力です」と学生。
英語力の面では、タナカ准教授の一人一人に合わせたサポートのもと、最終的には全員が一定のレベルに達し、流ちょうにプレゼンテーションできるまでに。昨年の経済学部の学生プレゼンテーション大会(英語部門)では、「LGBTQ+ Education In Schools」をテーマにした発表で優勝も。「優勝した先輩がアイコンタクトや身振り手振りを交えて英語で熱弁し、観客を魅了している姿は、今でもはっきりと覚えています。今年のプレゼンテーション大会で好成績を残せるように頑張ります」と抱負を語ってくれました。
また、同大会のポスター発表イベントで、男性に対する性差別にフォーカスして発表を行った学生も。今年は他学部履修制度を利用し、ジェンダー平等に関する授業を受講しています。「ゼミでの学びを通して、違った角度から物事を捉える面白さに気づけました。他学部ではこの問題にどうアプローチするのか興味深いです」。実践的な学びを経て、学生の心境にも良い変化が訪れ、次の行動へとつながっています。
広い視野で社会の課題を見つめ続けているタナカゼミの学生達。さまざまな考えに触れる中で、実社会で生き抜くために必要な素養を身に付け続けています。
(掲載先:広報誌「HOSEI」2025年8・9月号)
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