中小企業研究所

１．研究所の目的
中小企業は大企業を単に小さくしたものではない。大企業とは異なった経営特性を持つ。たとえば、大企業は「組織」で動かすが、中小企業は「人」で動かす。大企業は経営者が交代しても、何もなかったかのように経営されていくが、中小企業は経営者が交代したら、倒産することもある。大企業は赤字を出しても簡単には倒産しないが、中小企業は赤字を出すと倒産する場合が多い。
そこで、中小企業研究所では、好不況にぶれない元気な中小企業・正しい経営を行う中小企業を全国各地に飛躍的に増加させることを目的に事業活動を行う。

２．研究所の主たる調査・研究事業
研究所の目的を達成するため、以下の調査・研究活動を行う。
（1）受託研究の実施
企業等の学外からの受託研究や共同研究を実施する。
（2）研究成果の出版
研究員の研究成果を出版物あるいはレポートとして刊行する。
（3）日本でいちばん大切にしたい会社大賞の運営
これまで13回の表彰式が開催されている「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」を、人を大切にする経営学会の事務局と連携して、その運営を行う。
（4）人を大切にする経営学会の運営
全国大会及び北海道から沖縄までの全国の支部で部会を開催することで、研究所事業の浸透や人を大切にする経営の普及に取り組む。
（5）講師派遣等の実施
中小企業経営の専門家である研究所の研究員を地域や企業に派遣し、講演会や相談対応を行う。