お知らせ
人間の心に働きかける体験をデザインする「アフェクティブデザイン」を通じて、新たな価値を探索するソン教授。効率化や便利さが価値とされている現在の社会に対して、感情的かつ主観的な要素を新たな価値につなげようと研究を続けています。
例えば、長く着ていない服がSNSのメッセージを通じて持ち主に別れを告げ、自らハンガーから落ちる「rapoptosis(ラポトーシス)」という仕組み。また、離れた場所にいる人とのコミュニケーションをサポートするため、人間の身体のさまざまな場所から、相手のアバター(分身)となる柔らかいロボットを出現させることができる「Puff me up!」というシステムなど、数多くのユニークな研究を行っています。「誰もが気付くような明らかな課題は、
「スマートフォンやSNS、AIなど、次々に新しいツールが生み出され日常生活に定着しています。しかし、そのような技術をただ利用するだけでなく、人々に与える影響を調べたり、別の在り方を探究したりすることは、多様化していく社会において大切なことだと思います。私は研究を通して人々に気づきを促し、誰もが能動的に心の豊かさを追求できる社会の実現に貢献したいと考えています」と研究で実現したい未来を語ります。
人の感情に響くデザインを探究し、誰もが心豊かに暮らせる未来を描くソン教授のインタビュー、ぜひご覧ください。
(掲載先:広報誌「HOSEI」2025年6・7月号)
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