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理工学研究科の在学生が粉体工学会2025年度春期研究発表会でBP(ベストプレゼンテーション)賞を受賞

  • 2025年05月30日
  • 受賞
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理工学研究科修士課程に在学中の小池 風輝さん(森 隆昌研究室)が、粉体工学会2025年度春期研究発表会でBP(ベストプレゼンテーション)賞を受賞しました。   

本研究は水中の微粒子を効率よく沈降濃縮する技術を開発するものです。一般的には凝集剤と呼ばれる化学薬品を添加しますが、本研究では直流電場を重力方向と垂直になるように印加し、スラリー槽内に密度分布を作ることで生じる密度対流を利用します。回収粒子の純度が高いため回収粒子を有効利用できます。今回の発表では特に水中の微粒子の濃度が変わっても効率よく沈降濃縮するための方法論をまとめています。

半導体産業で利用されている研磨剤の廃液から有価物粒子を回収し、再利用できるようになります。その他にも、排水・廃液処理によって回収した粒子の有効利用が促進されると期待されます。

・受賞者:小池 風輝(応用化学専攻 修士課程2年) 

・学会名:粉体工学会2025年度春期研究発表会

・学会開催場所: フォレスト仙台

・受賞日:2025年5月22日

・受賞名:BP(ベストプレゼンテーション)賞

・受賞論文名:粒子濃度が直流電場による沈降促進効果に及ぼす影響