法政大学資格課程は、シンポジウム「博物館の収蔵コレクションの現状と課題を考える」を5月25日(土)に法政大学市ケ谷キャンパスで開催します。
近年、多くの博物館で収蔵庫が許容量を超えて満杯状態に陥っていることが問題になっています。そのため新たに資料を収集することができない、収蔵庫の保存環境が悪化する、満杯になった収蔵庫を放置するなど、収蔵コレクションが死蔵化された状態となっています。本シンポジウムでは、その実情を明らかにするとともに、国際的な動向も踏まえた多角的な視点から、博物館関係者との議論により、今後のコレクション管理の在り方を考えます。
*本シンポジウムは、科研費基盤研究(C一般)課題番号22K01019「博物館収蔵資料の保管と活用に向けた調査研究」研究代表者:金山喜昭(法政大学キャリアデザイン学部教授)の助成によるものです。
■主催 : 法政大学資格課程
■後援 : 公益財団法人日本博物館協会
■開催日時 : 2024年5月25日(土)13:30~17:30
■場所 : 法政大学市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー26階 スカイホール
https://www.hosei.ac.jp/ichigaya/access/
■定員 : 200名(事前申込制先着順)
後日オンデマンド配信あり(事前申込制:6月10日頃の配信を予定しています)
■参加費 : 無料
■申込 : 下記参加申込フォームより事前にお申込みください
参加申込フォーム:https://forms.gle/P4H8WW376vdy6YcC9
※申込締め切り:2024年5月21日(火)18:00
■プログラム: 13:00~ 開場
13:30 開会
13:35 趣旨説明 金山喜昭(法政大学キャリアデザイン学部教授)
13:40 博物館のコレクション管理状況について-公立博物館アンケート調査結果より-
石川貴敏(法政大学兼任講師)
13:55 高知県立歴史民俗資料館の収蔵庫問題
岡本桂典(同館前副館長)
14:10 栃木県立博物館の収蔵資料の管理と活用
篠﨑茂雄(同館学芸部長)
14:25 都立文化施設における収蔵品の収集・保管・活用
佐々木秀彦(東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京 企画部企画課長)
14:40 収蔵庫の満杯問題の所在と課題 金山喜昭
14:55 博物館振興を支えるコレクション管理-課題と展望-
半田昌之(日本博物館協会専務理事)
15:10 博物館政策の立場から
中尾智行(文化庁参事官(文化拠点担当)博物館支援調査官)
15:25 コレクションと社会をつなぐ-イギリスの博物館の取組み-
竹内有理(乃村工藝社公民連携開発1部プランナー)
15:40 自然史系コレクションの収蔵問題と国際的な動向
栗原祐司(国立科学博物館理事・副館長)
15:55 休憩
16:15 パネルディスカッション(進行役:田中裕二 静岡文化芸術大学准教授)
17:30 閉会
【本件に関するお問い合わせ先】
法政大学キャリアデザイン学部 教授 金山喜昭
TEL:03-3264-4360 E-mail:kanayama@hosei.ac.jp